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二兎追う方法、教えます
【学園物 官能小説】

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強請る兎-7

 しばらく、そんな濃厚なキスを続けると、俺の手が自然とヨウコの乳房に伸びた。

「はぁん……」

 ヨウコがたまらず口を離すと、キラキラと光る彼女の唇が目に入り、俺を一層欲情させる。
 俺はややぎこちない手つきで彼女の自慢のブラを外してやると、豊かなバストがこぼれてきた。
 今度は、手のひらで包むように、優しく触れた。
 手のひらにはとても収まらないが、柔らかくて、少々弾力のある独特な感触。
 その乳房の綺麗な曲線の形を見ていると、思わず引きこまれそうになる。
 ヨウコから、また声が漏れた。俺は顔を思わず彼女の乳房に埋めて、先端に唇をつけた。
 
「ああ、いい、いいわ……もう少し、強くしても」

 リクエストに応じて、その色素の薄い先端を強めに吸ってやる。
 もう一方の乳房は、乳首を指で挟み込みながら強くなり過ぎないように揉んだ。
 ヨウコの呼吸が少し荒くなり、すすり泣くような高い声が漏れ始めた。
 俺も徐々にまた昂ぶり始めて、ヨウコの胸を吸いながら、股間の勃起を彼女の秘所に下着越しに押し付ける。
 意図的にそうしたというより、気持ちが昂った結果自然と腰がそう動いたような感じだ。
 吸い付いている乳首の感触がコリコリと心地良くて、思わず少し歯を立ててしまった。
 
「ひぃっ……!」

 ヨウコはその瞬間体を少し仰け反らせて、悲鳴のような声を出した。
 少し痛かったかなと思ったが、表情はむしろ喜んでいるように見えた。
 形の良いやや太めの眉毛を歪めて、口を半開きにして喘いでる姿を目の当たりにしてしまうと、俺ももう我慢の限界だった。

「会長、俺、そろそろ……」
「あ、うん」

 俺の手がヨウコの濃紺のショーツにかかると、朦朧とした表情で腰を浮かせた。
 スルスルと彼女の肉感的な足を伝って、ショーツが足首から外される。
 いい生地をしている。もしかすると、これは勝負下着というものなのだろうか。
 それにチラリと目をやると、股間の部分がじっとりと変色していた。
 ヨウコはそれを俺から奪い取り、ほんの少し恥ずかしそうに傍らに置いてある小さなバッグに隠して言った。


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