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ゆえとナオさん
【同性愛♀ 官能小説】

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第2話-1

今日は初めてナオさんの家に泊まります。
お母さんは夜勤です。
お母さんが用意してくれた夕飯を二人で食べて、
勉強を見てもらってから、ナオさんの家に行きます。
私はお願いして、一緒のベッドで寝てもらいました。

「ナオさんはいいにおいなんです。このマンションを決めたときも、
なんだかいいにおいがするから決めたんです。お母さんには分からないけれど」
「ふうん。不思議な話だねぇ。私、そんなに体臭あるのかなぁ?
今まで気にしてなかったから、ショックなんですけど」
「違うんです。ナオさんは全然においがしないんです。
だけど、とってもいいにおいなんです」
「あはは。なんですか、それは」
「ナオさん香水とか付けないでね。お願いです」
「いーよー。興味ないし。さぁ、寝よう。明日は二人とも学校だし」
「はい。おやすみなさい」
「おやすみ」
ナオさんは私のおでこにキスをしてくれました。

私は夜中にナオさんのにおいで目が覚めました。
ふわふわした気持ちで、夢が続いているようです。
ナオさんは、身体をこちらに向けて優しくほほえんでいました。
ナオさんが、掛け布団をゆっくり持ち上げると、
パジャマのボタンが外れていて、胸が見えます。
大きくはないけれど、きれいな形です。
胸の先が濡れています…

私は顔を近づけます。
(ああ、ナオさんのいいにおいだ…)
私はナオさんの胸の先に口をつけると、じん、としびれたようになり、
夢中で胸を吸いました。
ナオさんは私を抱き寄せて、抱っこしてくれました。




その日、私はカゼをひいたらしく、学校を早退して家に帰りました。
お母さんが家に居るはずでした。

何をするのも面倒だったので、連絡もせずに、
いきなり寝室のドアを開けたのがいけませんでした。
「おかあさーん、ここ?うわっ!」
「きゃっ!ゆえなのっ!?」
お母さんは知らない女の人と、裸で抱き合っていました。

「あわっ、わたっしっ、カゼひいてっ、…ナオさんのとこにいるから!」
回れ右してナオさんの家に行きました。

「ナオさーん」
ナオさんは勉強していました。
「あれっ?ずいぶん早いんじゃない?それに今日は葉子さん居るんじゃなかったっけ?」
「…お母さん、知らない女の人と裸だった」
「あらら。顔赤いのはそれだけじゃないみたいね。熱ある?」
「ナオさんとこで寝かせて。頭痛い」
「うん。薬を出すよ。葉子さんにはメールを入れとくから、今晩はうちで静かにしなよ。
お母さん、魅力的な女性だから…だから…なんだ?」
「…もう、寝ます」

次の日はナオさんの家から学校に行きました。
帰ってくると、お母さんは夜勤だったので、会ったのはまた次の日でした。

「…カゼはどう?ゆえ」
「うん、大丈夫。ナオさんのところで良くしてもらったから」
「あとでお礼しに行くわ。…お母さん好きな人ができたの」
「うん…」
「彼女とは真剣に付き合っているわ」
「うん…」
「私は彼女と、もっと一緒の時間を過ごしたい。一人で歳をとっていくのは寂しい。
…ゆえはナオさんと付き合っているんでしょう?聞いているわ」
「うん。私はナオさんと一緒にいたい」
「じゃ、決まりだわ。あなたはナオさんと一緒に暮らしなさい。
ナオさんとは、ちゃんと話ししてあるから。
ナオさんは素敵な人だわ。絶対離しちゃだめよ」
「お母さんもね」
「何かあればすぐに帰ってきなさい。私はあなたの母親なんだから」

こうして私とナオさんは一緒に暮らし始めました。




「ナオさんの髪、まっすぐでサラサラでうらやましいなぁー。いいなぁー」
「ゆえだって明るい色で、目の色と合ってて素敵よ」
「えー、私、伸ばしてもナオさんみたいに真っ直ぐならないし、
後ろで結ぶと、走るときにくるくる回って、笑われるんだもん」
「あはは、かわいいじゃない。ゆえの髪は柔らかくて、くすぐったくてとても好き」
そう言ってナオさんは私の頭にキスをして、胸に寄せてくれました。
私はうれしくて、首がむずむずしてしかたがありません。


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