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ゆえとナオさん
【同性愛♀ 官能小説】

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最終話-1

私たち三人は、いっそう親密になりました。
特にナオさんは、美さきちゃんをもっと可愛がるようになりました。
過剰なほどです。
ナオさんから腕をからめるのはいいとしても、
咀嚼したものを食べさせたり、トイレについていくのは考えものです。

なるべく三人一緒の時間がとれるように、ナオさんが学校から帰ってくるまでに、
二人で宿題を終わらせておきます。美さきちゃんの勉強も私がみます。
解らない所や、予習をナオさんに教えてもらいます。
私は数学と英語は学年トップクラスです。
特に数学は、数学検定で中学卒業程度を合格しました。

最近は、私が料理をすることが多くなりました。
ナオさんはアスリートなので、食事は量・質ともに気を使ってあげたいです。
みんなの健康を考えるようになりました。
ナオさんにお財布もまかされています。

ナオさんは大金持ちになったのですが、今までと全然変わりがありません。
無駄遣いはしません。ブランド品も興味なしです。
でも、持っているものはいいものです。
相変わらず小径車には目がありません。よくネットを見ています。
物置部屋に収まる範囲で、好きにしてもらっています。

私と美さきちゃんにも、パソコンを用意してくれました。
みんなでおでかけできるようにと、自動車を買いました。
下着とシーツ類がすぐダメになるので、お金がかかるのは、しかたないです。




みんな揃っての夕飯を終えて、食後のお茶の時間です。

「あなた達はいつ結婚するの?」
お母さんが切り出します。
「お母さん、まだそんな…」
「私が就職して、生活が安定してから、と考えています」
と、ナオさんはハッキリ言います。

「子供も作るつもりね」
「女同士で子供ができるの?…」
とは、美さきちゃん。
「遺伝子結合技術を使うとできるのよ。
マリーさんのこと、ゆえの手の怪我のことはナオさんから聞いてる。
全部話してくれたナオさんは、信頼できる人だわ」
「お母さん、早いって。私、やっと中学二年生になったばかりだよ?」

「私はナオさんを家族に迎えたい。固められるとこは固めたいの。
今の私たちはまだ他人同士だけれど、認め合えれば家族だし、婚姻関係だわ。
気持ちの問題だけれど、法律では心は結べない。
どうせ今の日本では、同性婚は認められていないから、私たちの間で決めればいいのよ。
同性間で子供が出来るんだから、制度もいずれ追いついてくるでしょ」

「性急ですね」
ナオさんはこういうとき、ハッキリと物を言います。
「いや…あの…。私と双葉も…結婚したいから…」
「賛成!」「賛成!!」「大賛成!!!」

満場一致です!双葉さんは恥ずかしそうです。
「ありがとう!じゃあ、みんなでお祝いをしましょう!
それをもって二組のカップルの結婚とするの。
式なり披露宴なり手続きなりは、それから考えていけばいいわ。
私たち五人が認め合って、本当の家族になるのよ!」

私とナオさんは結婚します!




パーティーは素晴らしいものでした!
みんなでごちそうを食べて、ケーキを食べて、写真を撮りっこして、
大人はお酒も飲んで、陽気に楽しく盛り上がりました。
チューもしました。忘れない一日です。
私とナオさんは、恋人同士から夫婦(?)になりました!
もちろん、お母さんと双葉さんもです!
これで私はお嫁さんです!

私とナオさんは、裸でベッドインです。
美さきちゃんは気を利かせてくれたのか、お母さんたちのほうにお泊りです。
「今日は、うんちゃんはナシでお願いしますね」
「うん、うんちゃんナシね」
私はナオさんの上になって、身体を重ねます。
ナオさんは柔らかくて、スベスベで、おっぱいだってそれなりにあるんです。
「はーっ、ナオさん…」
私は、大好きなナオさんの胸に、顔を埋めます。ナオさんは少しお酒のにおいがします。

「ただいまー」
「あれ?」「あれ?」
「お母さんたちに追い出された…」
「…確かに娘がいたらイチャラブできないね」
「むこうも新婚ですからねぇ」
「美さきも入る…」
モゾモゾと服を脱ぎ始めます。

「どうします?お嫁さん?」
「お嫁さん…お嫁さん…ヒャハッ!」
「美さきもゆえちゃんのお嫁さんにして…」
「あうう、みさきちゃんカワイイだす」

「私たちは、幸せだな…。私、こんなに幸せを感じたこと今までにないよ。
ゆえ、ありがとうね。これからもよろしくね」
「ああっ、そんなあらたまって。私こそ、これからナオさんにお世話になります。
よろしくお願いします」
「美さきもよろしくお願いします…」




「ねーねー、美さき。葉子ママと双葉ママは、美さきの前でチューするの?」
「また、ナオさんわー」
「うん、チューするよ。お母さん嬉しそうにしてる…。葉子ママに抱っこされてる…」
「うっひょう」
「はー、うまくいってるんですねぇ。再婚するぐらいだから当然か…
私、二人が裸で抱き合っているところ、踏み込んじゃったことあるよ」
「美さきもやっちゃった…。葉子ママ、おちんちんついてた…」
「なっ!?」
「なんとっ!!お・ティンティンがっ!?」
「娘として、それだけは聞きたくなかった…ガクッ」
「さすがだスゴいスゴすぎる。大人同士は違ーう。
ゆえ、私たちも使う?」
「いらない…おちんちんはキライ…」


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