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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第7話-21

(そっか。桜子は、××××っていうんだな)
 色々と名称があり、桜子がどんな言葉を使うのか実は興味があった。最後に“ぽ”とつけるあたり、なんとも可愛らしい気がして、大和は場違いながら微笑ましく感じた。
 …ちなみに、大和に対してのみ“完全規制”になっているのは、男に言わせてもちっとも面白くないからである。
<いやいや、まったくそのとおりじゃ! 普段はそんなことを全く口にしそうにもない、可憐かつ麗しき乙女たちが言うからこそ、その淫靡さが大いに沸きたてられるのじゃよ!!>【談:郷吉】
 …じじぃ!?
<官能のあるところ、常に我有りじゃい!>【談:郷吉】
 …お願いですから、消えてください。
<なんじゃと貴様! 10年近くも、読者様をほっぽらかしにするような、作家の風上にも置けんようなヒヨッコがっ……(プツッ、ツーツーツー)……>【談:郷吉】
 …本当に、申し訳ございません。
 さて、である。
「よく言えたね」
「え、えへへ……」
 うつむく桜子の頭を、優しくなでる大和。これ以上、桜子を追い込むのは可哀想に思ったし、何より自分が彼女の胎内に入りたくて仕方がない。
 乙女が言うからこそ淫靡きわまるその“お×んぽ”を使って、大和は存分に桜子のことを愛してあげたいのだ。
「おいで、桜子」
「うんっ!」
 かすかに残った理性を絞って、手早く避妊具(コンドーさん)を宝刀に装着した大和は、雌仔犬の様な仕草でおあずけからの解放を待っていた桜子に向けて、両手を開いて差し伸べた。
「大和ぉ、だいすきっ……!」
「うわっ、とぉ……」
 もう、我慢しないもん! と、ばかりに、大和にがぶり寄った桜子は、そのまま彼の身体をベッドに向けて押し倒す。
 考えてみればそれは、恋人同士になってから性的なところにおいていつも、大和に軍配を上げられてばかりだった中で、桜子にとっては初めての決まり手になる“押し倒し”であった。
「ん……」
 桜子の顔が近づいてきて、そのまま唇を塞がれる。
「ん……ちゅ……ん、んぅ……んん……」
 押し倒してきた勢いそのままに、情熱的な桜子のキスが顔中に振りまかれる。ここまで自発的に、積極的な性の戯れを見せる桜子は、ひょっとしたら初めてかもしれない。
(おねだりの効果かな?)
 卑猥な言葉を口にさせた甲斐があったというものだ。
「んんぅ……大和……ん、んっ……」
 唇による熱い奉仕が続く。二度、三度と唇を甘く噛まれたかと思えば、頬や瞼や首筋にその熱い感触が移っていく。
「桜子……」
 余りにも献身的な唇の愛撫に、大和の官能は滾るばかりであった。
「あはぁ……おなかに固いの、当たってるぅ……」
「くっ……さ、桜子……」
「すごい……カチカチだよぉ……」
 桜子の言う様に、硬度を増した宝刀の先端が、その柔らかい腹部にこすりたてられることで興奮を募らせ、ますます怒張の度合いを激しくしていた。
「いっしょになりたい……大和……」
「ああ」
 見詰め合って、もう一度唇を重ね合わせてから、大和は桜子の腰周りをそっと抱えると、身体の位置を入れ替えるために、くるりと反転した。


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