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溺れる爪痕
【ファンタジー 官能小説】

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凌辱-6

 ぎゅううっと千切れんばかりに両の乳首を挟んだそれにはコードが垂れ下がり、強弱のラインをカガリが手元で操作する。

小さな乳首は平らになるまで挟み押し潰され、穴を空けるような電気がその薄くなった敏感な蕾を行き来する。

装着と確認を終えたカガリが一気に最強までラインを上げれば、引くことのない快感が脳髄に響き渡った。

ギシリと腕がしなり、掴まされた足首に爪が立つ。

「っあ!あ、ああっうあああっ」

「こっちも忘れないでくださいよ、メインはこれからなんですから」

「ひぐっ、あっあっは、・・・んんぅっ」

ぐるりと包皮を捲り巻き込むブラシに、覗いた肉芽が擦れ撚れた。

それだけで失神しそうなほど全身は痙攣を増し、戦慄く。

リリスは冷静にその波を捉えシウが意識を飛ばそうとする度に刺激を離し、激しく強引にシウの身体が慣れるのを待った。

そして、シウの肌がふやけるほど馴染んだのを見計らって、乳首に施したものと同じ器具で真っ赤に充血し勃ち上がった肉芽を挟み締め上げた。

「ひっぃやああひああっ!あああーーっ!いやあああっ」

狂ったようにのた打つシウは強張り喉から血を吐きそうなほどの悲鳴を上げる。

パチン、パチン、と断続的に走る電流は無情にもその威力も速度も変えることはなく、一定を保ちシウを絶望へ何度も何度も突き落とす。

「カガリ、強すぎです。少し弱くして」

「だから、チマチマするの嫌だって言ったろ」

「そう言わずに、少しは付き合ってくださいよ」

溜息を吐いたカガリの手元が動き僅か刺激が引いていくが、そこに食い込む圧迫感がなくなるわけではない。

呼吸も満足に出来ず視界も霞む中、シウは熱い身体を投げ出すようにダラリと力を抜いた。


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