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『tetsu』
【その他 官能小説】

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『tetsu』-5

「でも気持ちだけは伝えたい。石原さんのこと好きになった。」
私はその言葉に心臓が止まるかと思った。嬉しくてまた涙が出そうになった。
「また困らせるようなこと言ってごめん。明日は楽しもうな」
彼は私から体を離し、私に背を向けた。私はもちろん彼と同じ思いで、キス以上のことをしたかった。そして彼のことが好きだった。私は勇気を出して、彼の背中に抱きついた。
「私も武田さんが好き。ずっと好きだったの…。」
彼は振り向いて、私の顔を見た。
「私、武田さんになら何されてもいいよ?」
「うそ!ほんと?」
「武田さんの気持ち嬉しい…。」
彼は私を優しく抱き締めてくれた。
「そんなこと言われたら、俺もう止められないよ?」
「いいよ」
彼は私の顔に触れ、目を見つめた。そしてゆっくりと唇を重ねていった。さっきとは違う、激しいキスだった。
「ちゅちゅ…んちゅ
……はぁ…んっ…ちゅ…」
二人の唇が重なりあう音だけが部屋に響いていた。彼は私の唇をなぞり、舌をすべりこませた。私もそれに答え、舌を絡み合わせた。
「くちゅ…ちゅっ……んんっ」
「…んっ、はぁん」
唇を離した瞬間私は息を漏らしてしまった。
「可愛いよ」
彼はそう言いながら、耳に息を吹きかけた。
「んっ、いやぁ…」
彼は唇をだんだん下の方に移動させた。首筋をたどり鎖骨にキスをする。私は彼が動くだけで声が出てしまいそうなぐらい、敏感になっていた。
彼の手が浴衣の上から胸を触ってきた。優しく揉まれていたかと思うと、激しく鷲掴みにされたり。布越しでも分かるぐらい私の乳首は固くなっていた。
彼は浴衣の帯をほどき、ゆっくり脱がせていった。彼は私の背中に手をまわしブラのホックをはずした。私は恥ずかしくて腕を交差させて胸を隠した。
「隠さないでよ。ちゃんと見せて。」
「だって恥ずかしぃ。ちっちゃいし…。」
「そんなことない、綺麗だよ。」
彼は私の腕を両側に広げ胸を露にさせた。彼の手が直接私の胸に触れた。
「…んっ」
指でなぞるようにされると思わず声が出そうになった。彼は顔を近付け私の敏感になっている乳首を口に含んだ。彼の舌はまるで生き物のように小刻に動いた。
「はぁん…っ」
私はその刺激がたまらなく気持ちよくて、少し声を漏らしてしまった。
「声我慢しないで。もっといやらしい声聞きたい」
彼は愛撫を続けながら言った。
「でもぉ…んっ、恥ずかしいよぉ…」
「じゃぁ、これでも我慢できる?」
彼は乳首を唇で挟み力を加えた。そしてわざと音を出すように乳首を強く吸った。反対の乳房も彼の指によって突起をつままれている。
「あぁん!…はぁはぁ、武田さ…ん…だめぇ…」
「そう、もっと声聞かせて」
彼は手でいじっていた方の胸にも顔を近付け、乳首を舐め始めた。私は両方の胸を交互にいじられ、体の下の方が熱くなっていくのが分かった。
「んんっ…はぁん、いやぁ…だめぇ…」
「ダメなの?でも体はダメって感じじゃないよ?」
彼はそう言って固くなった乳首を指ではじいた。
「はぁぁん!」
私は体を反らして、つい大きな声を出してしまった。
そして彼は胸を揉んでいた手を徐々に下の方にすべらせていった。お腹をなぞり、腰、太股と撫でるように彼の手は動く。太股の内側に触れ、だんだん私の秘部に近付いていく。
そして彼の指は下着の上から割れ目をなぞった。
「ひぃぁん!」
もう声を抑える力も出せないほど、私は彼の愛撫に翻弄されていた。
「石原さんのココ、もう濡れてるよ?パンツに染みちゃってる…」
「そっ…んなこと…言わないで…。いやぁ…」
彼の指は割れ目を行き来し続ける。その度に敏感な部分が擦りつけられ、どんどん愛液が溢れてくるのが分かった。
「嫌なの?嫌ならやめちゃうよ?」
彼は下着に手をかけするすると器用に脱がしていった。
「こんなに糸ひいてるのに?ココだって…」
彼の指が直接私のあそこに触れる。
「もうこんなにぐちょぐちょだよ?」
彼は中指を愛液が溢れてくる部分に入れた。
「あんっ…んっ」
「石原さんの中あったかいよ。ぎゅうぎゅう締め付けてくる…」
彼は指をゆっくり出し入れし始めた。中指だけだったのが人指し指、薬指と増えていく。ぐちょぐちょといやらしい音をたてる度に愛液が溢れ出ているのが分かった。


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