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〈聖辱巡礼〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖辱巡礼・其のニ〉-7

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砂利道の林道。
T字路の分かれ道の一つに、黄色と黒のストライプが特徴の虎ロープが張られ、関係者以外立入禁止の札が下げられていた。
わざわざロープを越えて来る者もいないだろうし、〈その先〉に興味を抱く者もいないだろう……。



『お前をヤル為にここまで来たおかげでよ、俺の車が傷だらけになったんだよ』

『修理代払えよ?学校の先生だから金なら持ってんだろ?』

「むぐぐ!!ぶぐぅ!!」


ロープのその先……錆てくたびれたプレハブ小屋の中に、先程の教師と男達、そして三人娘の姿があった。

コンクリートの詰められた袋や土嚢袋が散乱し、そのどれもが赤土に汚れていた。
ヒビが入っただけの窓ガラスは埃に曇り、外からの視界を妨げている。
明らかに土足で上がり込んで使用されていた汚い床に、幹恵は転がされて男達に押さえ付けられていた。

後手にされた両手。
その手錠の鎖には、ブーツごと足首に付けられた枷の金具が繋がれ、腕も脚も畳まれてしまっていた。
立ち膝で仰向けに寝転がる幹恵……短すぎるスカートはパンティーを隠そうともせず、ベッドの上で琢也を魅了する時と同じに、素行不良の悪童共を性的な興奮に誘っていた。



『せっかくの綺麗な顔が汚れてるぜ?……洗ってやろうか?』

「ぐッ…!!くく……!!!」


男は幹恵の顔に唾を吐くと、掌でゴシゴシと拭くように顔中を塗りたくった。
土埃は唾と混じって泥のようになり、ますます幹恵の顔は汚れてしまった。
その生臭い臭いが鼻腔にへばり付くが、それを拭う手段すら幹恵には無かった。


『コイツさぁ、恋愛のカリスマ気取ってムカつくのよね』

『ちょっとスタイルがイイからって調子乗りすぎよね?』

『先生のクセに生徒に手を出してさ。女子の味方のふりして平気で裏切ってんの。コイツに思い知らせてやって』


積まれたコンクリート袋の上に座り、見下ろすようにしている三人娘は、相変わらず睨んでくる幹恵を嘲りながらタバコを吸っていた。
そして持ってきておいたハンディカメラを構え、幹恵の姿を捉えた。


幹恵も学校では猫を被っていたが、この三人娘も同様。
こんな奴らだと知っていれば、幹恵は付き合わなかったのに……沸き上がる憤怒に声を荒げ、殺気すら感じさせる眼光を浴びせても、三人娘はケラケラと笑うだけだ。

地鳴りのような怒声は封じ込まれ、手錠は腕や脚を無用な物に変え、身体は無数の掌や脚で押さえ付けられているのだ。
今の幹恵には、脅威を感じさせる要素など何一つないのだ。




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