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〈聖辱巡礼〉
【鬼畜 官能小説】

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〈聖辱巡礼〉-1

雪。

その少女の住む地域は雪が深く、屋根の軒下に落ちた雪は、今にも屋根まで届くくらいに積もっていた。
道路の両端には、除雪車に寄せられた雪が溜まり、車道は狭くなっている。
そんな雪道を、子供達が整列して帰路に着いていた。冬は夕暮れも早く、ライトを着けた自動車の数も増えてきている。
家々には明かりも点り始め、どこからか夕飯の香りが漏れてきている。
そんな雪一色の町に、少女は住んでいた。


『佐藤さん、一緒に帰ろうか?』


すっかり陽の暮れた放課後、まだ生徒達で賑わう下足場で佐藤と呼ばれる少女は声を掛けられた。
心に気持ち良く染み渡る声の主は、同級生の加賀谷正人だった。


「……うん、いいよ」


その少女は少し、はにかみながら、正人の隣に立った。
チラリと少女が横目で見ると、正人と視線が重なった。
二人は笑いを抑えながら、互いの歩幅をあわせて校舎を後にした。
ポプラ並木を抜けるとそこには校門があり、なだらかな坂道を下ると町並みが見えた。
すっかり暗くなった町に、ポツリポツリと街灯が灯っており、その光りの中で舞い落ちる雪がキラキラと輝き、それが一層寒さを際立たせていた。


少女は紺色のジャケットに膝下までの青と灰色のチェック柄のスカート。
中には白のYシャツと赤のリボン。
黒いストッキングに黒の革靴を履き、濃紺のコートを羽織っていた。
ヘアスタイルは、肩甲骨より僅かにはみ出る長さに伸ばされており、小雪混じりの寒風にハラハラとそよぐ。
やや太めな眉に切れ長な二重瞼な目。
ちょこんと出た鼻に少し大きな口。
一見アンバランスな顔にも思えるが、喜怒哀楽にクルクルと変化する表情はとても可愛らしく、その高校では、その名前の知らぬ者はいない学園のアイドルだ。

佐藤梨沙子・16才。
身長156pの小さな美少女だ。


他の男子生徒の嫉妬の眼差しを受けながら、寒空の下を仲良く並んで歩く二人だが、まだ特別な関係ではない。

正人には、数週間前のクリスマスの日、突然告白された。

それまで、梨沙子は何度となく、何人もの男子生徒に告白されてきていた。
他の女子達が束になっても敵わぬほどの美少女に、男子生徒が夢中になるのは無理もない。
真剣に告白する男子もいれば、誰が先に梨沙子を落とせるかと、グループ内で遊び半分に告白する奴までもいた。
それは別に、今に始まった事ではなく、小学生の時からそうだった。

子供服のモデルの仕事を受けてから、その可愛らしさからグラビアの話しを持ち掛けられ、そしてJrアイドル雑誌にも活躍を広げた時など、中学生の男子からの告白を受けた時もあったし、見知らぬ成人男性から声を掛けられた時もあった。何時でも男性の視線を集めてしまう自分が《特別》だと知るのに、時間は掛からなかった。

自分の生まれ持った《美》の力、その強さを幼い頃に知ってしまった梨沙子は、その力に驚きながらも、更に美しさを磨く術を仕事から学んでいった。


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