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毛深い玩具
【フェチ/マニア 官能小説】

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便所の玩具-3

 「そろそろかな?」
さっきまでの夕焼けが嘘のように、いつもより真っ暗になる時間が早かった。
ピカッ。
見上げると黒い雲が空一面を覆い、激しい稲光と落雷の轟音が響く。
「こりゃ、今日はダメかな?」
空から大粒の雨がポツリ、ポツリと落ちてくる。
すると縁側から真っ裸の女の子が豊満な乳房を揺らして庭に飛び出してきて、あわてて干してあったパンツとブラと靴下を回収して戻っていった。
「んんっ? なんだ?」
やがて土砂降りの豪雨となり、太田は急いで窓を閉めて高価なレンズを待避させた。
太田はぼお〜っと今日の出来事を振り返りながら、覗きも公園ウォッチングもせずに1週間引き籠もっていたからなのか勝手が違うんだろうなと考えていた。
もうすぐ夏休みになってしまうのにと、もやもやとした感覚を抱いていたところ、ふと気づく。
あ、夏休み前の期末試験が終わったら、学校は半ドンになるのかな? 授業は午前中だけとか?
10〜20分ぐらい激しい雷雨が続いた後、さっと明るくなって沈みゆく太陽が空を赤く染めた。
午前中に授業を終えてお昼に下校して公園の便所に寄ったんなら、すべて納得できたのだった。
気を取り直して裏窓を開けて落ちてくる水滴に気をつけながら、また撮影のための三脚レンズをセッティング。
しばらくすると、真っ裸でメガネだけかけている“さとこ”が縁側に現れた。
洗濯機にかかえた服を放り込み、下駄を履いて物干し台に近づき、絞ったタオルを広げる。
脚を開いて大きく手を伸ばして広げて竿にタオルを掛け、明かりの点いた窓に向かって大きく何度も頷いた。
そして縁側に戻るとまたM字開脚で、団扇を片手にこっちを見ながらにこやかに涼んでいる。
せっかくの開脚ポーズなのに、暗くて“さとこ”のオマンコがよく見えないのが残念。
しばらくするとあたりをキョロキョロ見渡して、おもむろに右手を上げると、そのままその手を顔の前に持って行って人差し指で鼻を押し上げて口から舌を出した。
「おいおい、バカにしてるのか?」
いぶかしく思っていると、また右手を上げて手を振って、そしてまた指で鼻を押し上げて舌を出しペロペロ動かした。
「なんだぁ? からかっているのか?」
わけわかんない行動に混乱していると、“さとこ”は縁側に立ち上がって両手を合わせてこっちに向かって深々とお辞儀して家の中に入っていった。
なんとなく意味を察した太田は、明日の朝も早起きして公園の便所でお絵かきしてから出社しようと決めた。


 お昼ご飯を食べてお腹いっぱいになった沙土子は、居間でかあちゃんと一緒に「相棒」の再放送を観ていたが、寝不足もあっていつの間にか寝てしまった。
帰宅してシャワー上がりに裸の上にタオル地の短いワンピースを着ていただけだったので、おへそのあたりまでめくれ上がり密生した陰毛が顔を覗かせていた。
話し声と笑い声で目が覚めて薄目を開けて声のする方を見ると、かあちゃんとじいちゃんが近所のおじちゃん達と、縁側に腰掛けて麦茶を飲みながら世間話をしているようだった。
寝返りを打つふりをして、仰向けになって脚を開いて両腕を大きく広げて大の字になった。
下半身はやや斜めに縁側を向いて、陰毛と割れ目も2日前に剃ったまま放置の腋毛も丸出しになっていた。
「沙土子も中学生だっつうんだから、早いもんじゃのう」
沙土子の動きに気づいたおじさんの一人が、むき出しになった陰毛を見ながら言った。
顔を傾けて薄目を開けておじさん達の視線を伺い、会話に耳を傾ける。
「なぁに、まだまだガキじゃから」
「ちびっ子だと思っとったら、こげな大きゅうなってるし」
「ませてっけど、食っちゃ寝で、でかくなるわさ」
「毛深いは情も深いっちゅうかんなあ」
どうやら沙土子の陰毛や腋毛について話しているらしい。
「どれどれ、もう色々覚えとうじゃろ」
「オラが中学の頃はもうなぁ」
「あらやだ、あっっはっっはっは」
自分の孫娘、娘が、陰毛や性器も露わに寝入っているのを、じいちゃんとかあちゃんは全く気にしていないし、いまだに子供扱いする。
でも近所のおじちゃん達は、発毛など沙土子の身体の発育を興味深く観察して、卑猥な表現で話題にする。
そんな事を考えながらまた眠りに落ちていく。
「さとちゃん、とうちゃん帰ってくるよ」
弟に起こされて夕方になっていたのに気づき、あわてて冷たい水で顔を洗って目を覚まして、台所でかあちゃんの手伝いをする。
とうちゃんが帰ってきて一風呂浴びてテレビの前に座り野球中継を見始めると、弟妹のテレビアニメの時間はお終い。
沙土子が風呂に入るために土間の簀の子の上でタオル地のワンピースを脱いだところで、ピカッっと稲妻が光り雷が落ちる轟音が鳴り響いた。
「ぎゃっ」
弟妹達と一緒にビクッと驚いていると、台所のかあちゃんが大声で叫ぶ。
「あんたのパンツ、まだ干したままだよ!」
昼に洗濯して干したので、他の洗濯物を取り込む時には生乾きだったのでそのままだった。
「雨降るよ」
沙土子は裸のまま小走りに外廊下から縁側に出て、ポツポツと大粒の雨が降りかけたところで、なんとかブラとパンツと靴下を回収できた。


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