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毛深い玩具
【フェチ/マニア 官能小説】

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無邪気な毛肉娘-1

 リュックタイプの鞄を背負い、ヘルメットを被った太めの女子中学生が、自転車で公園に乗り入れて来た。
古ぼけた公衆トイレのそばで自転車を降り、ヘルメットを脱いでハンドルの先に取り付けられたカゴに放り込む。
あたりをちょこっと伺いながら、何かを確認するかのように個室のドアを次々開けて中を覗き込んでいく。
「今日はここにしよう」
最初に開けた扉に戻って入り、カチャっと鍵を閉めた。

 誉田沙土子は地方都市の郊外に住む13歳の中学1年生。
身長は平均的な156cmだが、体重は60kg以上あり、豊満な身体に似つかわしい発育の乳房が、セーラー服の夏服をきつそうに押し上げている。
太い眉に細い一重瞼の目、ベリーショートの髪の毛、ふっくらほっぺに押し上げられるようにちょこっと上を向いた鼻、厚くぽってりした唇、汗をかいた鼻の下には淡い産毛がわずかに黒く色づいている、いかにもな芋っぽい田舎の女子中学生だ。
トイレの個室に入った沙土子は、リュックからメガネケースを取り出してメガネをかけ、リュックを壁の棚の上に。
そしておもむろにスカートをめくると、紺のハーフパンツと白い木綿のパンツを一緒に脱ぎ、両脚から抜くと棚のリュックの上に乗せた。
そしてめくり上げたスカートの裾を口にくわえて股間を露わにすると、四方の壁とドアを見渡す。
そこに書かれているおびただしい卑猥な落書きと変態的な絵を食い入るように見ながら、すでに大量に生え揃った陰毛をかき分けて、すっかり濡れそぼった陰唇に指を這わせた。
にゅぺっ。
「はぁはぁ、うっううう」
ぴちょぴちゃ。
「はうううっうっうっぅ」
毛むくじゃらの女性器に男性器が突き刺さっている稚拙な絵と、オマンコやチンポといった単語が書かれている短い文章を見比べる。
右手で未成熟なクリを、左手でセーラー服の上から胸を、それぞれつまんで握って擦りながら、密かな快感が身体を貫く。
「いく」
急いでそのまま和式便器にしゃがむと、勢いよく小便が吹き出すが、そのままクリは指で刺激したまま。
ぴくぴくと身体を痙攣させながら、日課のオナニーを終える。
スカートのポケットから取り出したティッシュで指を拭き、もう1枚で股間と陰毛にしたたる滴をぬぐった。
棚の上からハーフパンツを手に取り、白いパンツだけ抜き取って履いて、ハーフパンツはメガネを外して仕舞ったケースとともにリュックの中に。
水を流し、そっとドアを開け様子をうかがって、素早くトイレの外に出てヘルメットを被り、自転車にまたがって公園を通り抜け家路に急ぐ。
「涼しいわぁ」
自転車をこぐ風は、ハーフパンツを脱いだスカートの中にも爽快感をもたらす。

 左官屋のじいちゃん、土建屋のとうちゃん、ばあちゃん、かあちゃん、大っきい兄ちゃん、ちっちゃい兄ちゃん、弟、妹の9人家族の誉田家は、増改築を繰り返してはいたがやや手狭であった。
垣根を通り越して庭に自転車を乗り入れると、いつもの場所に駐輪して、そのまま玄関の土間に。
かなり広い土間には、じいちゃんやとうちゃんが仕事で使う機材や道具が整然と置かれていた。
「ただいま」
ヨレヨレのスニーカーを脱ぐと、広い玄関の端にある階段を昇り、何の仕切りもない8畳ほどの板の間が沙土子の部屋だった。
正確には弟と妹と共用になっている、二段ベッドと2つの机と本棚と襖の奥の押し入れだけに囲まれた、3人の部屋としては手狭なスペースだ。
その部屋の階段を折り返すようにある押し入れとは反対の襖の奥には、大っきい兄ちゃんと、ちっちゃい兄ちゃんの共用部屋がある。
沙土子にとってプライベートがない部屋の作りだ。

 ハンガーに脱いだセーラー服とスカートを掛け、リュックからハーフパンツを取り出して手に持ってそのまま階下へ。
階段を下りる沙土子の腹がプルプル揺れ、ヘソから生えた薄い毛がLサイズの安物綿パンツの奥に連なっていた。
居間を抜けて障子を開けて廊下に出てガラス戸を開けて縁側に出ると、奥の今時珍しい二槽式洗濯機の洗い槽に、ハーフパンツと靴下と汗ばんだスポーツブラを脱いで続けて放り込む。
先週剃った腋毛はかなり伸びて黒々と目立っていたが、特別意識せずにパンツ一枚で豊満な乳を揺らして居間に戻ってきた。
タンスの引き出しを開けしばらく迷っていたが、ピンクの縁取りの白いタンクトップとランニングパンツを取り出し、そのまま身につけた。
外廊下と縁側に添った3間が連なる襖で仕切られただけの和室は昔ながらの作りで、一番奥がとうちゃんとかあちゃんの部屋、真ん中と手前が居間と仏間になっている。
縁側の奥に直角に突き出すように建てられた離れ二間は、じいちゃんとばあちゃんの部屋。
ばあちゃんは、玄関から真っ正面に続く中廊下の先、居間に接する台所で晩ご飯の支度をしてる。
「とうちゃん、いつも通り?」
沙土子がばあちゃんに話しかける。
「もうじきじゃろ、かあちゃんは買い物して帰ってくる、ご飯炊いて味噌汁だけ用意しとく、じいちゃんととうちゃんの酒の肴だけはできとるよ」
とうちゃんが時間通り帰ると聞いた沙土子は玄関に戻ると、土間に置かれた簀の子に降りて大きな曇りガラス引き戸を開け、風呂桶に水が張ってあることを確認してガスを点火させた。
左官屋のじいちゃんや土建屋のとうちゃんが、帰宅して土間からそのまま風呂には入れるようにと、ちょっと風変わりな風呂場の位置である。
襖が開けっ放しになっている居間と仏間では、弟の健太と妹の薫がテレビのアニメを見ていた。
健太は小学2年生の7歳、薫は幼稚園の5歳で、沙土子が物心ついた頃から面倒を見ていた。
「とうちゃんが帰ってきて風呂入った後、ご飯前にさっさと風呂入るからね」
今のうちから今夜の段取りを、弟妹に言い聞かせておく。
じいちゃんは左官屋の仕事を半分リタイアしており、たまに呼ばれる仕事以外は、部屋で近所の隠居らと囲碁や将棋を楽しんでいる。


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