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毛深い玩具
【フェチ/マニア 官能小説】

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便所の玩具-2

 まだ火照っていたがスッキリした表情の沙土子は、軽快に自転車を走らせて家路に。
「ただいま」
玄関を入ると土間から簀の子に上がり、そのまま着ていた制服を脱いでカゴに入れ、パンツとブラジャーと靴下を持って風呂場へ。
シャワーと水風呂で汗を流すついでに、汗まみれの下着の洗濯もしてしまおうということ。
風呂から上がって身体を拭きながら玄関の方に視線を移すが、誰も来る気配はない。
「そうそう都合良くいいことばかりないよね」
桶に濡れたままの下着と靴下を入れて、沙土子は裸のまま台所に。
「なに、洗濯したの?」
台所で昼ご飯の支度をしていたかあちゃんが話しかけた。
「汗びっしょりだったから、シャワーのついでに」
「お昼ご飯食べるんでしょ?」
「うん、お腹空いた」
居間では弟妹が揃ってCSのアニメを見ていた。
ふたりの横を通り抜けて外廊下に出てそのまま縁側へ。
視線を県営団地の窓に向けるが、窓もカーテンも閉まったまま。
「お昼っから家にいるわけないよね」
ちょっと期待していたが不在らしい雰囲気を見てとって、そのまま二槽式洗濯機の脱水槽に下着と靴下を入れて脱水のスイッチをひねる。
すでに洗濯物が干されている竿の空き部分にブラとパンツと靴下を干しながら、覗き屋さんの窓をもう一回見てみる。
「真っ昼間だと、よく見えるのに残念」
沙土子はとぼとぼと家の中に。


 全裸女子中学生とのファーストコンタクトに成功したと確信した太田は、練り上げたセカンドコンタクトのため、ほぼ徹夜でペンタブレットを使ってパソコンで全裸の女子中学生のイラストを描きあげた。
プリントアウトして出勤前に公園の便所に貼っておこうと、いつもよりちょっと早めに部屋を出たのだが、個室に入って壁に貼ろうとした際に、もしかして先に入った誰かに持って行かれるかもと気づく。
しょうがないので手にしたイラストを基に直接壁にペンで描き始めるが、腋毛や陰毛など細部にこだわったので時間がかかってしまい、朝イチのミーティングに遅刻してしまった。
さすがに午前中だけで退社するのはバツが悪いので、中学の下校時間に余裕で間に合うだろう頃までパソコンに向かって仕事することに。
頃合いを見計らってオフィスを後にしていったん部屋に戻り、ニット帽にカメラを肩に提げたバードウォッチング風の格好で公園に向かう。
例の便所のあたりをふらつき、たまに木々の間を飛ぶ鳥を写真に撮るふりをして、自転車に乗ったヘルメットの女子中学生を待っていた。
太陽がだいぶ傾いて夕焼け空になった6時過ぎになっても、女子中学生の自転車は現れない。
「んーー、今日はオナニー無しなのかな? 生理か?」
もうしばらく待つか、それとも帰宅して裏窓からの覗き体勢に入るか、しばらく考え込んだ。
もしかして夕べの行為はファーストコンタクトじゃ無くて、もしかしてもしかすると通報されたりしてないかな? などと悪い結果を想像して冷や汗が出てくる。
とりあえず今朝描いたイラストを再確認してみようと、ふらふらと便所の個室に入ってみると…。
すでに可愛らしい女の子の字で、メッセージが書き加えられていた。
「え? ん? あれれ?」
とりあえずスマホのカメラでメッセージが書き加えられたイラストの写真を撮って、頭の中で混乱した状況を整理しながら帰宅の途についた。
すっかり手慣れた撮影セッティングを手早く終えて、裏窓から庭を眺めて待つことに。
いつもはとっくに取り込まれているはずの洗濯物が、あの女子中学生の物らしきスポーツブラとパンツと靴下だけが竿にぶら下がっていた。
「なんかいつもと違うな」
ちょっとした違和感を感じていた太田は、スマホを取り出してさっき便所で撮影した写真を拡大してメッセージをもう一回よく見てみた。
{これ、さとこだよ! 中1の13歳です!!}
“さとこ”か…漢字はわからないけど、いかにもな芋っぽい名前だ。
{ウレシイ!}
イラストが気に入ったってことかな?
{ありがとうございます!!}
存分にオナニーを堪能したって言うことか?



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