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毛深い玩具
【フェチ/マニア 官能小説】

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無意識の毛肉-5

 ちょっとした良いことがあってニコニコ笑顔の沙土子は、弟妹の身体を拭き終わって居間に送り出し、自分もバスタオルで身体を拭いていた。
先ほどの荷物はかあちゃんが玄関の横に引きずって寄せたらしく、濡れた板の間は綺麗に拭かれていた。
風呂上がりにビールを飲み始めて野球中継を見始めたとうちゃんは、テコでもテレビの前から動かない。
沙土子はカゴの一番上にちょこんと置いておいたメガネをかけ、そしていつものように脱いだ衣類と絞ったタオルを抱えて外廊下から縁側に出た。
「あ、明かりが点いてる」
県営団地の最上階の端の部屋の窓が、明るく点灯しているのを確認したのは1週間ぶり。
風呂上がりの真っ裸でメガネというのもアンバランスだが、どうしても覗かれているという証拠を確認したかったから、この1週間ずっとメガネをかけてよく見えるように縁側に出ていたのだ。
洗濯機に衣類を放り込んで、下駄を履いて物干しにタオルを掛ける。
いつもの行動だが、今夜はチラチラと窓の様子をうかがう。
こないだはよく見えなかったが、メガネをかけているので窓から大きなレンズが自分を狙っているのがはっきりとわかった。
物干し台の前で脚を開いて、両手を大きく挙げて竿にタオルを掛ける。
『覗いているの知ってます、裸いっぱい見て良いですよ』
心の中で念じながら覗いている誰かに向けてメッセージを送るつもりで、大の字になって中学1年生の豊満で毛深い真っ裸を晒す。
窓から狙いを定める大きなレンズの向こうに、ツルツル坊主頭らしき影が動く。
タオルを干し終わっても縁側に戻ろうとせずに、明かりの点いた窓に顔を向けて確認するかのように、庭をゆっくりと弧を描いてぶらぶらと歩き回る。
先ほどの宅配便のお兄さんとのやりとりですっかり興奮しまくっている沙土子は、さらに大胆なことを思いつく。
いったん下駄を脱いで縁側に上がって、廊下に戻りかけてまた縁側に姿を現す。
夏休み前で梅雨も明けていないのに猛暑日が続いていたが、日が陰ると木々に囲まれ水撒きもした庭はひんやりとした空気になる。
居間から団扇を持ってきて、縁側で晩ご飯まで夕涼みをすることにした。
メガネをかけただけの真っ裸の女子中学生。
団扇で扇ぎながら柱に寄りかかって、太い身体にはちょっと窮屈そうに足を縁側の上に乗せて、M字開脚でオマンコを見せつけるように。
『どのくらい見えているんだろう?』
カメラもレンズの知識もないので、自分の姿がどう見えているのか皆目見当がつかない。
縁側で何気なく夕涼みしているように見えて、しっかり顔と視線は明かりの点いた窓をじっと見ている。
このまま触りたくなってくる誘惑を押さえ、頭の中は3年前の夏の再現と今の現実がくるくる回転していた。
「ごはんだよ」
かあちゃんの声が聞こえた。
この状況に未練があった沙土子は縁側に立ち上がると、思い切って窓に向かって大きく手を振って、家の中に戻っていった。


 太田は一か八か、今夜は賭に出ることにした。
1週間前は消し忘れていただけの部屋の明かりを、今日はわざとつけっぱなしでおいた。
300mmの望遠レンズはすでにカメラを装着してスタンバイさせた。
あの女の子がここから覗かれていることに気づいていて、しかもそれを誰にも言わずにまた同じように素っ裸で現れたら…。
ドキドキしながら待つ時間の進み具合は遅く感じる。
7時を大きく回っても縁側には人影が見えないばかりか、廊下を行き来する母親らしき姿がチラリと見えた。
まあ、今夜はバタバタしているみたいなので、覗きがバレたとかそういうんじゃなくっても、あの女の子は現れないかもしれない。
そう考えると期待の肩すかしの反面、取り返しの付かないことをしでかそうという行為の中止にホッとする安堵も。
その時、縁側に人影が。
「あの子だ、裸だ、しかも…」
ぽっちゃりブサカワ萌え要素に、ありえないアイテムが追加されたのだ。
「メガネをかけてる!」
発育した乳房をたわわに揺らした真っ裸の女子中学生が、ショートカットのまん丸ほっぺとちょこんと上を向いた鼻の上にメガネをかけ、しかもその視線はずっとこの窓を見上げている。
庭に降りて物干し台の前で絞ったタオルを広げてパァンと伸ばした女の子は、太田に対して『見たいならいっぱい裸見せてあげるよ』とでも言いたそうに顔をこちらに向けたまま、脚を開いて大きく腕を挙げて大の字のように堂々とタオルを竿に掛けたのだ。
「大当たり! かな?」
太田の股間は怒張しっぱなしだったが、ここでオナニーするのは不用心と、しっかりファインダーを覗いたまま女子中学生の裸体を記録し続けた。
タオルを干した後は戻るのかと思いきや、こちらの様子をうかがうように庭を歩き始める。
そしていったんは縁側から姿を消しかけた白い裸体が、団扇を持って再び縁側に戻って腰を下ろし、大股開きでこちらを見ている。
高感度の望遠レンズで高解像度の最新デジタル一眼カメラであっても、庭灯の光源と陰毛に阻まれて、女子中学生のオマンコまでははっきりと見えない。
しかし、その挑発するような、自ら露出しているような、そんな行為だけでもう噴出しそうになる。
全裸のM字開脚女子中学生は誰かの声に反応するかのようにちょこっと振り返り、縁側で立ち上がった。
お楽しみはもうお終いかと思った瞬間、女の子が明らかにこちらを、この窓で覗いているであろう誰か、レンズを覗く太田めがけて無防備の真っ裸のまま天真爛漫に手を振ったのだ。
「大成功だ」
家の中に姿を消した女子中学生を思いながら、いきり立つチンポをジーンズから取り出して扱き、あっという間に射精して果てた。


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