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あまこい
【学園物 官能小説】

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生徒会-5

二年になる頃、私は生徒会に入った。孤立した学校生活を少しでも和らげるためだ。でも、友達は出来なかった。出来る筈もない、生徒会でも私は人との関係に距離を取ったからだ。生徒会でも人を信用する事は出来なかったし、生徒会の人達も私に距離を取った。やはりこれまでの噂が生徒会でも耳に入っているのだろう。私は生徒会でも孤立をしていた。
でも、その分生徒会の仕事をこなしたし、二年の体育祭の予算はかなり苦労して予算を上げた。二年の体育祭は凄く盛り上がり、生徒達の生徒会の評価も上がった。けど、生徒会はその分やりくりが厳しくなり、かなり辛い状況に立たされていた。だから次の体育祭がかなり控え目なのは分る。でも、それでも少しは盛り上げるような予算にはして欲しかった。私が生徒会を嫌う理由はそこにある。
生徒会の活動は、少しでも生徒の為になるのが生徒会の活動目的だ。真に生徒の事を考えるなら、ちょっと苦しい予算になっても体育祭を盛り上げる筈、それをしない、やろうとしない、苦しいのが嫌だから、大変なのが嫌だから、生徒会は建て前だけで、生徒の事なんて全然考えていない。毎回同じような事をし、いつも無意味な作業しかしていない、それが生徒会なのだ。自分達の楽な仕事しかしない、おままごとみたいな仕事しかしない。それが生徒会。
きっと私を受け入れないのも面倒くさいからだ、表向きでしか接しないのだ。私は生徒会が嫌いだ。



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