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リーマックス
【SF 官能小説】

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ユウナ-1

私は周波数を変えた。
それはラジオの周波数を変えるのと似ている。
カレンやジュンは悪魔との契約で体を治そうとした。
だが今度は財産の力で体を治そうとしている者を受信する為の周波数である。
私の体内には1人分の人間の病気を治す治療エネルギーがある。
それが放電してしまわないうちに財産に変えなければならない。
私は微弱な祈りの発信を捜して、彷徨い歩いた。
その最中に誰かに声をかけられた。
ちょうど町外れを歩いているときだった。

「リーマックスさんですね」

それは志田という若い女性記者だった。
上下真っ白なスーツを着て立っていた。

「なんのことですか?」

私はとぼけた。だが、志田は笑いながら首を振った。

「わかっているんです、あなたのことは。
カレンさんもジュンさんもあなたと接触して病気を治した。
あなたは人間でも悪魔でもない、リーマックスという人外生物ですよね」

「知りません。あなたは何のことを言っているのかさっぱりわかりません。」

志田記者は薔薇の香りがした。
そして両手で私の右手を包むようにして握った。

「怖がらないで下さい。私はあなたのことを記事にする積りはないのです。
私は間質性肺炎にかかっていて、それをあなたに治して頂きたいのです。
そして、私は処女です。
ボーイフレンドとBまではしたことがありますが、Cはしていません。
だから治していただきたいのです。」

きっと薔薇の香水をつけているのだろう。その香りが私を包む。

「どうしてあなたがそんな変なことを言うのか私にはわかりません。」
「わかっているんです。
どういう手続きをすればあなたが受け入れてくれるかも。すべて用意しています。
白い服はあなた用のも揃えています。
どんなことがおこっても驚きません。これから私は心の声で祈ります。」

彼女の白い手が私の右手を柔らかく握っているが、離そうとしなかった。
私はとぼけながらも実際に彼女が祈っているかどうか心の周波数を戻した。

「いったい、なんのことだか『悪魔さま、私の体を治していただければどんなことでも言うことを聞きます。何でもあなたに差し上げます。悪魔様・・』」

祈りの声は薔薇の香りと共に私の胸の奥にまで響いてきた。

「何をしているのですか?手を離してください」
『悪魔さま、身も心もあなたに捧げるので、私の体を治して下さい』

私は薔薇の香りを受け入れることにした。

『わかりました。では、今の言葉に嘘がないと誓えますか?』
『あ・・・ありがとうございます。誓います!』
『もう手を離してください。大丈夫です。確かめますが、本当に処女ですか?
いくら若いとはいえ、あなたは社会人ですし、とても綺麗な方です。
男性が放っておかないと思うのですが・・』
『記者をやってばりばり動いていたので、面倒だったのです。間違いありません。』
『私のことを付けまわしていましたね。記事にする為に?』
『最初はそうでした。でもあの記事にも書いていないことが沢山あります。
祈り方のこと。処女でなければならないこと。儀式の中身の具体的なこと。
あなたが悪魔でもなんでもない、人類と共生関係にある存在だということ。
でも記事にする積りはありません。あなたを守る側にいなければ、私を助けてもらえないからです。
信じて下さい。
私の父も同じ病気で早くに亡くなっているので、治してもらいたいと本気で思っています』
『わかりました。でも一応最初から説明します。まず・・・』

驚くことに志田は私の説明の中身の90パーセントは既に知っていた。
彼女はカレンやジュンに近づいて沢山のプレゼントをして話を聞きだしたのだ。
最後に、彼女は言った。きょうは私の後をつけながら悪魔への誓いを祈り続けていたのだと。
だが、なんの反応もないので声をかけたのだと。
きっと周波数を変えていたから聞こえなかったのだろう。

「私のマンションに来てください。きょうこれから、お願いします。」

志田はそういうとタクシーを拾って私を自宅に案内した。


志田記者は浴室に入るとシャワーを浴び性器の周りの恥毛を自分で剃ってきた。

「いちおうきれいに剃れたかどうか見てください。」

彼女はそう言うと白いネグリジェを着たまま仰向けに寝た。
そして膝を立てて両足を開いた。
さらにネグリジェの裾をまくりあげて陰部を私の前に見せた。
私は顔を近づけてよく見た。そこからも薔薇の香りがした。
私は大陰唇と小陰唇の間の皺を指で広げて剃り残しがないかどうか調べた。
すると彼女は感じてきたらしく、性器にある変化が出てきた。
私は、きれいに剃れていたのでOKサインを出し、さっそく儀式の準備に入ることにした。
志田記者は躊躇わずに私の下腹部に腰を降ろした。
彼女の性器は濡れていて陰核亀頭が勃起していたので性的に興奮していることがわかった。
また薄いネグリジェの下にはブラジャーをつけておらず、乳頭も固く飛び出していて私の胸に触れた。
彼女の薔薇の香りを嗅ぎながら、私は腰の密着部分を調整した。
そのときに性器、特に陰核亀頭の部分が摩擦するので、彼女は鼻息を荒くした。
彼女の薔薇の香りと吐息を聞きながら私は二人の腰をロープで固定した。
志田記者は成人女性だけあって、一切余計な質問をしない。

「それじゃあ、始めるよ。始まれば私の体は半透明になって光るらしいけれど、見たくなければ目を閉じているといい。
それから終わるまでは絶対離れないで。
できれば足を私の腰に廻してしっかり抱きついていれば安心だ。それじゃあ・・」

私はその後いつものように主脳と男性器を下腹部に降ろして行った。
 


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