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リーマックス
【SF 官能小説】

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カレン-1

私はカレンに言った。

「まず、シャワーを浴びてきて、それから用意して来た服を着ておいで。」

カレンは頷いた。そしてバスルームに入った。
水音がベッドにいる私のところまで響く。その間私も用意していた白い服を着た。
薄いガウンのようなものを裸の体に纏った。シャワーの音が止み、ドレスを着る衣擦れの音が聞こえる。次にドライヤーの音が・・。
その間、私はロープを用意した。柔らかい布地を緩く寄り合わせたもので皮膚を傷つけないようなものを特に選んだ。
ドアが少し開くと、カレンが顔を覗かせた。長い黒髪が肩から二の腕にまで垂れた。

「あの・・ブラも取るんですか?」
「いや、パンティさえ脱いでくれれば、それはつけていても構わないよ。」
「じゃあ、もう用意できました。そっちに行くんですか?」
「ああ、おいで」

カレンは恐る恐る近づいて来た。白いワンピースのドレスが良く似合っていた。
細いウエストからふわりと広がったスカートが膝小僧まで届いている。
ミニスカートは駄目だと言ったので、約束は守ってくれたみたいだ。
カレンはかなり緊張していた。

「小父さんは本当に悪魔なんですか?」
「君がそう思っているだけで、悪魔だとは言ってないよ。
人間は私のことをそういう風に誤解することがあるけれど。」
「私・・もし小父さんが悪魔でも何でもなくて、ただ私を弄ぶだけが目的だとしたら絶対許さないから・・」
「それは大丈夫。
でも最初のテストで君が嘘を言っていることがわかったら、私は約束は果たせないよ。」
「嘘ってなんのこと?」
「男の人を知らないって言ったろう?
もし、君が男の人とセックスしたことが一度でもあったら、私が君にしてやれることはないんだ。」

するとカレンはもじもじし始めた。私はまさかと思った。
カレンはそっと近づいて来て、私に耳打ちした。

「わたし・・オナニーを・・」

カレンはそういうと顔を真っ赤にして俯いた。私は安心した。

「大丈夫・・それは影響ないよ。安心して。」

でも、カレンはまだ警戒していた。

「小父さんが普通の男の人でないとしても心配なことがあるの」
「今度はなんだい?まだ不安で私を信用していないんだね?」
「もし、小父さんが悪魔だとしたら契約は守るかもしれないけれど、私の魂も抜いてしまうかもしれないでしょう?」
「オカルト映画の見すぎだよ。
うーん・・魂は抜けないかもしれないけれど、終わった後ぐったりして気が抜けてしまうというのがあるかもしれない。
それは前にも話したよね。
最低3日は寝込むって・・。でも、私が君から貰うのは、ほんの200分の1なんだし、それをしなきゃ君を助けることができないんだ。」

私はベッドを背に床に腰を下ろした。そして手招いた。

「私の膝の上にこっちを向いて跨ってほしい。スカートの裾を広げて」
「どうしても・・やるの?」

カレンは躊躇いながら聞いた。

「やらなきゃ君の願いは果たせない。どうする?」

顔を顰めてカレンは私の膝に跨り私の肩に両手を乗せて震えていた。
だが、思い切って腰を下ろした。私はガウンを左右に引っ張って前を開けた。
私の股間にカレンの生暖かい陰部の感覚が張り付いて来た。
カレンははっとしてドレスのスカートをめくった。

「小父さん・・なにこれ?」
「見ちゃ駄目だ。」
「つるつるじゃないの。えっ、女なの?」

カレンは私の股間に手を当てた。そして何度も手で探った。

「何もない?女でもないよ」

私はため息をついた。

「だから、人間ではないって言ったろう?
でも怖がらせたくないからスカートで隠すようにしたのに。」
「悪魔なの?」
「何度も説明した筈だよ、そうじゃないって。さあ、スカートを下ろして。」

カレンはスカートを下ろした。
私はカレンの腰を抱いて引き寄せると腰を密着させた。
そしてロープで二人の腰を縛った。

「どうしてこんなことするの?」

カレンの声は震えていた。これじゃあ、まるで太古の生贄と同じだ。

「わかってほしい。これは命がけの儀式なんだ。
だから、その最中に君が逃げようとしたり、体をずらしたりしたら、私は死んでしまう。君の体も治らない。
手術だと思ってくれたらいい。
逃げたらすべてが終わりになる。」

私は必死に訴えた。何度も前にも繰り返したように。
そして、私は意識を頭から首へ移して行った。そして、胸から腹へと。


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