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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の二〉-21

(やめてよ……やめてよぉ……)


眉間に深い皴を刻む麻衣の鼓膜に、チョキチョキと軽快な音が届いていた。

『逃げたい…』

そんな叶わぬ願いを繰り返す麻衣は、現実から目を背けようと瞼を閉ざしたまま泣きじゃくったまま。
徐々に股間に外気が当たりはじめ、秘密なはずの花弁にそよ風が触れた……受け入れたくない現実に、いくら目を背けたとしても、それが変わるはずはないのだ。


『泣いてんじゃねえよ。自分の姿をちゃんと見ろ』

「〜〜ッ!!!」


患者は麻衣の頭部を跨ぐように座り、両手で麻衣の側頭部の髪を掴んで顔を上げさせた。
生えている面積は少ないが、黒々とした長い陰毛が性器の膨らみから生い茂り、顔を近付けて見回すオヤジの鼻息に揺れている。
そのオヤジの肩の上から、お披露目となった麻衣の性器を捉えようと、カメラが突き出ている。


(い、嫌ッ!!嫌だぁ!!嫌だぁぁ!!!)


変わるはずがない現実に麻衣は今更のように狼狽え、またも脚を羽ばたかせて藻掻いた。
オヤジは目を丸く見開いて鼻の下を伸ばし、脚の付け根に掌を添え、人差し指を性器の膨らみに当てて麻衣と視線をあわせた。


『……悔しいよねぇ?〈売り物〉にされて……ウフフ………』

(ひ…拡げ……やだあぁぁぁぁッ!!!)


醜い笑顔を浮かべたオヤジは、なんの効力も発揮しない羽ばたきの中で、ゆっくりと麻衣の秘密の唇を拡げていった。
性器の肉は、オヤジの指に程よく絡み、パックリと内部まで開いて隅々まで晒した。

少し大きめのピンク色の肉花は鮮やかに咲き、やはり綺麗な秘豆は包皮から顔を覗かせていた。
尿道口はポツンと寂しそうに佇み、その下の秘穴は、羽ばたきにあわせて牝汁を溢れ出していた。
その溢れた牝汁が流れ落ちていく先には肛門があった。
浅黒く変色して皴も多く、産毛のような陰毛が周囲にビッシリと生えていた。
亜矢と同様に、麻衣の下半身は醜さと美しさを備えており、やはり人目に晒すのに抵抗のある代物だ。
そんな恥部をオヤジは執拗に指で拡げ、カメラの前に晒していく。
購入者の“興味”は、そこにあるからだ。


『ここはドアップで頼むぞ。ケツの皴まで数えられるようにな』

『へっへっへ……産毛までハッキリ撮れてますよぉ』

「む"お"ぉ"ぉ"ぉ"!!!」


オヤジの指だけでなく、患者の指までも参加し、麻衣の股間の穴は拡げられて記録されていく。
その強烈な羞恥に晒されている表情もカメラは捉え、購入者の期待に応えようと“懸命”だ。
と、一人の患者が新しい試験管をバッグから取り出し、オヤジに手渡した。
そして、その試験管の丸底の部分を、麻衣の潤んだ秘穴へと差し込んだ。



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