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〈不治の病〉
【鬼畜 官能小説】

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〈不治の病・其の二〉-20

(い…嫌……私の胸……)


自由となった胸の尖端……しかし、既に堕ちていた……。

ピンク色だった大きめな乳輪は、その全てが試験管の中に収められ、膨れ上がって鮮やかに赤く染まっていた。
真っ先に吸引された乳首は言うに及ばず、乳輪よりも色濃く赤く染まり、団栗(ドングリ)程の大きさまで肥大してしまっていた。
牡の興味を引き付ける豊満な胸肉は、敏感な部分を更に目立たせて牡を誘い、興奮状態であるかのように、乳首を天井に向けて雄々しく突き上げていた。
何の変哲もない試験管に、麻衣の身体は歪に変化させられていた。


『ここまでデカくなるとはねぇ』

「くッ…!!ぶ…ふぅッ!!」

『あれ?感じてるのかな?』


通常では有り得ない吸引に晒され、乳首は充血して神経は鋭敏に研ぎ澄まされた。
大きく腫れた乳首、その重さでも量るかのように、乳輪と乳首の根元から指先で摩るだけで、麻衣の胸の肌には緊張が走り、腹筋は呼吸を乱した。
これは決して麻衣の本意ではない。
それでも物言えぬ麻衣に、弁解の余地など有り得ないのだ。


『レイプで感じちゃマズくないかぁ?カメラ回ってるんだよぉ?』

『なに睨んでんだ?バカな牝豚のクセによぉ』

「も"ごぉ"ぉ"ぉ"!!!」


ありったけの怒りを込めた呻きをあげ、ありったけの感情を表した表情で群がる患者達を睨みつけた……乳輪を摩るだけで腹筋は固まり、乳首を弾かれるだけで身体は跳ねる……性器も肛門もパンティーの上から弄ばれ、次第に発熱していく……麻衣の肉体は、女性としてのプライドを脱ぎ捨てていった………。


『おぉぉ?やっぱり感じてたようだな……』

「!!!!」


亜矢も辿った“坂道”を、麻衣も転げながら堕ちていった……集団による悪戯は、牝の成獣として完成していた肉体の悦びを引き出し、ふしだらな本性を暴き出して晒し者にした。
性器の膨らみに出来た滲み……命と呼べる顔に唾を吐かれ、罵声を浴びせられる屈辱……その最中の“愛撫”にも関わらず、肉体は患者達の指技に溺れ、変質的な悪戯に咽いでいたのだろう……しつこく乳輪を摩り、乳首を撫で回して虐めてくる患者達に応えるかのように、下腹部のうねりにあわせて滲みは拡がりをみせ、牝の香りを周囲に撒き散らしていった。


『小便でも漏らしたか?ベチャベチャじゃねえか』

『どうした?さっきみたいに睨んでこいよ』

「〜〜ッ!!!」


麻衣がギュッと目を閉じると、搾り出すように大粒の涙が落ちた……股間が熱くなっているのも感じとれていたし、患者が“ソコ”に触れる度に、ペチャペチャと恥ずかしい音が鼓膜を切り付けてくる……もう虚勢を張る事の空しさしか、麻衣の心には無かった。



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