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冥界ハンターズ/愛しのお菊ちゃん2
【ファンタジー 官能小説】

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図書委員さん再び-1

お寺で…。

「あの気持ちの悪いのがサダニシュウジの使い魔?」
ひとまず戻った僕たち。
今日もみんなで丸くなって正座。
けど…正座って苦手なんだよなぁ。
なんて正座しながら両足の爪先をモゾモゾ。

「はい…使い魔の一種ですねぇ」
僕とは違ってドコまでも澄ました感じの鵬蓮さん。

「でもさぁ…あれって何て生き物?ってか妖怪?」
改めてその奇怪な姿を思い出しちゃう僕。

ブルブルブルッ――。

今更ながら思わず身震い。
だってさぁ。
大型犬サイズの蜘蛛なんてそんだけでも有り得ないのにさ。
顔が猫だよ。
しっかもワルそ〜で可愛げのない猫。
ほんと不気味ったらありゃしないよ。

「アレは猫の霊にサダニシュウジが細工して作り出したもののけです」
あくまでも淡々とした鵬蓮さん。

お菊ちゃんは。
「酷い事を…」
猫の霊に同情してるみたい。

「本当に…多くの霊を弄ぶサダニシュウジ…許せない」
沸々と怒りをたぎらせてる貞ちゃん。

貞ちゃんにしてみたら。
他人事じゃないんだろうなぁ。
「鵬蓮さん!明日からも!」
そんな二人の為にも僕は…。

「そうですね。
あのような姿に変えられたもの…早く送ってあげるのが慈悲。
パトロールを強化致しましょう」
鵬蓮さんも思いは同じのようであった。




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