性奴会長藤本玲子6-1
「動かない!」
顔を拭おうとする藤本玲子を鋭い声で制止する小笠原裕子。
恐怖からか…為す術もなく。
精子まみれになった顔でシクシクと泣き続ける藤本玲子。
その顔を見つめながらゾクッとするような笑みを見せる小笠原裕子。
少し前までは、この場で藤本玲子をイタぶるつもりの小笠原裕子であったが…。
今はもっと…。
藤本玲子にとっては最悪な事を考え始めている。
そして…。
「教室に戻りなさい」
薄ら笑いを浮かべる小笠原裕子。
「えっ…」
解放されるのかと思ったのか…。
ホッとしたような。
間の抜けたような表情を見せる藤本玲子。
だが…。
「そのままの顔で教室に戻るのよ」
「そっ…」
背筋が震えるような小笠原裕子の命令に言葉を失い。
細い瞳を驚愕に見開く藤本玲子。
「いいこと…顔を洗ったり拭いたりせずにそのまま教室に戻って、一時間後にまた来なさい!」
おぞまし過ぎる事を平然と口にする小笠原裕子。
「そっ…んな…」
涙が止まらない藤本玲子。
泣きながら酸欠の魚の口をパクパクと動かしているが…。
うまく抗議の言葉にならない。
「早く!もっと酷い格好になりたいの!」
苛ついた感じの小笠原裕子の言葉。
その言葉に反射的に涙を拭いて立ち上がる藤本玲子。
「まぁ!まぁ…いいわ、涙以外を拭いたりしたら…」
意地悪な目つきで藤本玲子を見上げ…ニタニタと薄ら笑いを浮かべる小笠原裕子。
一瞬、藤本玲子が自分の言い付けに背いた。
そう思えたが…よくよく考えると。
彼女にとっては藤本玲子が自分の言い付けに背いてもソレはソレで楽しむ方法は幾らでもあった。
その小笠原裕子…必死になって涙だけを拭っている藤本玲子を射る様に見上げながら…。
自分の指先に微かに付着した精液を赤く分厚い舌で舐め上げる。
そしてタイトスカートの中をチラチラ見せつける様に大胆にぶっとい腿を開き…その脚を組み換える。
涙を拭き終えた藤本玲子は…。
まだ鼻をグスグスと鳴らしながらドアに向かってヨタヨタと動き始める。
死ぬ程、恥ずかしくて嫌で嫌で仕方がない。
破廉恥極まりない事をさせられていようとしているのに。
藤本玲子の身体は異様に熱くなり始めている。
それは恥ずかしさからくる物とはまったく別物である。
その証拠に一歩足を進める度にジワッジワッと潤みを含んだ疼きが股ぐらに広がっている。
藤本玲子はその沸き上がる思いや股間の快感を圧し殺しながら…。
「し…失礼しま…した」
消え入りそうな声で生活指導室を後にする。
「一時限目が終わったら直ぐに来るのよ!」
そんな藤本玲子の後ろ姿にキツく声をかける小笠原裕子。
そしてドアの向こうに藤本玲子の大柄の姿が消えると。
ニタッと淫猥な笑みをその濃い顔中に広げる小笠原裕子。
ソファに座ったまま組んでいた太い腿をガバッと広げると…。
張り詰めたタイトスカートの裾を腰まで引き上げる。
腿の付け根まで覆った黒いストッキングとムッチリと肉の着いた下腹部を覆う黒いシルクのパンティが剥き出しになった。
今日穿いているそのシルクのパンティもクロッチ以外はスケスケで。
淫靡な感じの濃い陰毛を浮き出させていた。
「あはははははっ…」
眼鏡の奥のクリッと大きく鋭い瞳で宙を睨みつけ、太く低い笑い声を上げる小笠原裕子。
笑い声を上げながら、おもむろにパンティの中に右手を滑り込ませる。
「あははっ…ああっ…あぁぁ」
低く太い笑い声がそのままのトーンで喘ぐ声に変わってゆく。
「んあぁ!あああっ!ああぁ!」
完全な喘ぎに変えると陰毛の奥の肉襞をクチュクチュと弄り始める小笠原裕子。