人妻の妄想、そして2-4
「ああ…あ…あ…いい…いい…」
いつの間に目を見開いた私。
腰をビクビクと痙攣させ。
今の私は見えない正俊くんに完全に犯されていました。
ああ!あ!ぁぁ!で…出るぞ!――
「だめ…だめ…だめぇ!」
私は虚ろに繰り返しながらワレメにはめ込んだ指をジュボジョボと出し入れします。
何が駄目なのか…自分でも判りません。
あぁぁぁぁ!出る!――
「いく…いぐぅ!」
真っ白なる頭。
ガクガクと震える全身。
ファっと浮き上がる様な感覚。
スゥッと落ちて行く様な感覚。
色々な感覚がいっぺんに襲ってきました。
暫く呆然とした私。
子機から聞こえる正俊くんの荒い息遣いで我に返りました。
凄くよかったよ…珠代さん――
正俊くんは純朴そうな正俊くんに戻っていました。
そして私に自分の携帯電話の番号を告げる正俊くん。
私は何の迷いもなく、その番号を自分の携帯電話に登録をしていました。
つづく