淫媚汁レディEP2カンちゃんの逆襲3-5
次の瞬間だった。
信吾のチンチンを触ろうとした叶那さんの手が私の後頭部を掴んだ。
や…やばい…。
「ん!?」
叶那さんの手が不思議そうに私の透明頭をポンポン触っている。
私は信吾のチンチンを口に含み固まったまま冷や汗タラ〜の状態だった。
「信吾!なんかいる!」
叶那さんはそう叫びながらベンチから飛び退くとベンチの方に向かって低い体勢で身構えた。
信吾も同様だ。
私といえば…びっくりしてベンチに飛び乗っちゃった。
なにこの二人!ただの綺麗なお姉さんとそのイケ面彼氏じゃないの?
二人とも正体を見極め様とじっとベンチの方を睨みつけてるよぉ。
えっ?叶那さんがスーツの懐から何か取り出した。
なんで拳銃持ってるよぉ〜。
私は結構なピンチだった。
透明なんだから逃げれそうだけど…。
この叶那さんと言う女性。
少しでも気配がすればそっちに向かって撃ちまくるに違いない。
そんな気配を醸し出していた。
「何者よ!興亜会の残党なの!」
叶那さんがよく通る声で怒鳴った。
私は声も出せずにじっと息を潜める。
「透明人間?プレデターじゃないの?」
信吾の奴…お気楽な声出しやがって。
「プレデターはどこぞのレゲエ好きのお姉さんでしょ!」
叶那さん…何言ってんだよ。
「いや…アレじゃなくて本物のプレデター…映画だと争い事に惹かれて現れてたから…」
信吾…マジなのか?
プレデターなんている訳ないじゃんSFじゃあるまいし。
「で…どうしてプレデターが?」
え!?叶那さんも信じちゃうの?
「いやぁ…叶那さんの周りは銃撃戦が絶えないから…」
「なあに!!」
よし叶那さんの注意が逸れた。
私はスタコラサッサとベンチから脱出した。
「逃げたか!?」
ズキューン!ズキューン!
やっぱりだぁ!やっぱり撃ってきたぁ!
冗談じゃないよぉ〜!
私は命からがら公園の脱出に成功した。
つづく