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チョコレート・デイズ‐りくとリナ
【学園物 官能小説】

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チョコレート・デイズ‐りくとリナ‐ 2-5

「いつまでやってんだよ!この変態野郎!」
いきなり背後で声を荒げたりくに大島は心臓が止まるんじゃないかと思うくらい驚いて顔を上げた。
「てめぇ!あにやってんだよ!」
デジカメを構えたリナが凄んで見せる。
「いつまで乗ってんだ!どけ!」
自分の上に覆い被さっていた大島をバニラが蹴り飛ばす。
「な…なんだ…おまえら!!」
リナが構えたデジカメから顔を庇いながら大島がオタオタと声を荒げる。
「なんだじゃ!ねぇだろ!このチンカス!!」
腕組みをして仁王立ちのりくが一喝。
「うち…大島せんせ〜にエッチな事されそうになったんですぅ」
バニラが両手を軽く握ると顎の下で合わせるとブリブリのポーズでリナのデジカメに向かってセクハラ被害を訴える。
「おまえら…こんな事をして…ただじゃ済まんぞ!」
リナやりく、そしてバニラに対して肩を怒らせ荒い息と言葉を吐き続ける大島。
だがそれはどう見ても負け犬の遠吠え…悪党の最後の足掻きであった。

りくとリナが教室が入るとひとりポツンと教室に残っていた久美が不安げな顔を上げた。
「久美…もう安心しな」
真夏の太陽の様に眩しい笑顔を久美に向けるリナ。
「もう何も言って来ないと思うけど…なんかあったらすぐ言えよ」
りくの笑顔も同様だった。
「じゃあ…じゃあ…」
二人の笑顔と言葉に久美も泣きながら笑いだす。
「エロ島の野郎はもう手出しさせないよ」
リナが泣き出した久美の頭を優しく撫でる。
「ゆ…由紀ちゃん…由紀ちゃんは?」
久美がしゃくりあげながらながらもう一人の恩人の行方を尋ねる。
「バニラの奴はご褒美タイム中だ」
りくが優しく笑いかける。
「アレがご褒美になるのかよ」
リナもニタニタしている。
「だから…ヨワ雄はああ見えて凄いんだって!」
不信感を露にするリナに対して言葉を荒げるりく。
久美はキョトンとしてその様子を見守っていた。
「まぁそれはさておき…バニラの奴…お前の為に頑張ったぜ」
リナのこの上なく優しい言葉に久美は力強く頷く。
「久美も処女じゃねぇなら…ギャルになってうちらやバニラとツルむか?」
りくもまた優しかった。
「私…ギャルじゃなくても由紀ちゃんの親友だもん。リナさんやりくさんの親友だもん」
久美の言葉も温かく優しかった。
放課後の教室は…。
温かな優しさと微笑みと言葉に溢れていた。

大島のセクハラに適度に身体がほぐれてしまったバニラ。
そのバニラにりくがご褒美として与えたのがヨワ雄だった。
“りくにハメられた”それがヨワ雄を見たバニラの第一印象であった。
方やヨワ雄は今となって珍しいブルマ姿に興奮しまくりだった。
「お舐めして…いいですか?」
年下のバニラにヨワ雄はオドオドした敬語で近づいてくる。
「あぁぁ…」
机に腰掛けたバニラがヨワ雄に向かって顎をしゃくって答えた。
ハメられた可能性は高いが…もし本気でりくがご褒美だと思っていたら…そう考えるとムゲにする訳にいかなかった。


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