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常盤高校 柔道部
【スポーツ 官能小説】

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常盤高校 柔道部5-2

そして三年生最後の大会が始まった。
黒江部長も園田先輩も高村先輩も、そして早乙女さんも頑張った。
僕もマッサージしたりアイシングしたり下僕の様にレギュラーメンバーに仕えて頑張った。
そんな僕達はまさに快進撃といった感じで関東大会まで駒を進めた。
そして関東大会順々決勝。
後一回勝てばその時点で全国大会の出場権を得る。
「ときわぁぁぁ!ゴォォォォ!」
「ファイト!」
僕達は黒江部長を中心に円陣を組んだ。

試合後の控え室。
「ひっく…ひっく…」
園田先輩が子供の様にべそをかいている。
涙を堪えた黒江部長がその丸い肩をつかんで慰めている。
高村先輩を始め先輩みんな泣いていた。
「みんな…よくやったわ…棟を張りなさい」
そう言った猪熊先生の瞳も真っ赤だった。
僕も鼻水を流しピーピーもらい泣きをしていた。

「泣くな…軽部…先輩方に失礼だ」
僕に向かってそう言った早乙女さん。
泣きたい気持ちを必死で堪えているのだろう…いつもは鋭い瞳がウルウルと潤んでいる。
「さ…早乙女さん…」
僕は早乙女さんにも思わず抱きついてしまった。
そして早乙女さんはがっしりと僕を抱きしめてくれた。
いつまでも。

三年生が引退した。
悔しい気持ちもあったみたいだけど…黒江部長も園田先輩も最後は笑顔を見せて引退していった。
新しい部長には高村先輩が就任して高村部長始め六人の二年生、三人の僕ら一年生の計九人で常盤高校柔道部は新しいスタートを向かえた。

部活の方は相変わらず僕は弱いまま過ぎていた頃、早乙女さんちの道場にちょっとした動きがあった。
美登里ちゃんと同じクラスの隼人君が入門してきたのだ。
隼人君はカッコ良くて、頭も良くて、おもしろい。
おまけに足まで速いらしい。
まさに完璧なまでのクラス一の人気者だった。
美登里ちゃんは甲斐甲斐しいまでに入門したて隼人君の面倒をみている。
「負けだな…俺達の…」
その様子を見ていた、どんぐり軍団のボス、カンチが腕組みをしながら呟いた。
「隼人相手ではな…」
右腕のパルがカンチに倣った。
「諦めろ…軽啓…俺達も諦める」
左腕のサクが僕に向かって言った。
こうして、どんぐり軍団プラス僕は負け犬軍団に成り果てた。

そして夏休みが始まった。
夏休みに入ると直ぐ学校で合宿だった。

「よう!みんな元気にやってるか!」
通常の部活は引退した黒江前部長と園田先輩だが…二人とも合宿には参加するつもりの様で初日から学校にやってきた。
もちろん僕はこの二人の飛び入りが嬉しくて仕方なかった。

午前中の練習が終わると僕は先輩のマッサージにと多忙を極めた。
早乙女さんと香ちゃんは洗濯に行っている為、僕ひとりがマッサージ係りだった。
まずは高村部長からマッサージであった。
「アタシ達は夜でいいよ…」
黒江前部長と園田先輩はそう言ってニッと笑った。

Tシャツと短パン姿の高村部長がうつ伏せに寝ている。
「失礼します…」
僕は高村部長の足元の方に座った。
小さな山の様に盛り上がったでっかいおケツ、丸太の様にぶっとい太腿。
見れば見るほど圧倒される。
僕は太腿より更にぶっとい高村部長の腰を二、三回揉むと腰に当てた指先を下ろしてゆく。
高村部長は顔を横向きにして目を閉じてうっとりとしている。
僕の指先がクニュクニュと高村部長のおケツを揉むと言うより撫でる。
「なに…すんだ…やらしい奴だなぁ…」
目を閉じたまま高村部長が呟く。


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