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今夜は兄妹ふたりっきり
【兄妹相姦 官能小説】

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今夜は兄妹ふたりっきり-2

妹の部屋の中に入ると開けたドアを静かに閉める。…そのときになって、何を最初に話すかをまったく考えてなかったことに気付き、うろたえた。
…間の悪い時間が流れる。妹はあどけない顔をしながら用事を尋ねてきた。
「いっ、いや、とっ特に何もないけど。どうしているのかなぁ…と思って」
(間の抜けたことを言っているなぁ)とは思ったが、こう言うしかなかった。
妹はもうベッドの上だった。
「…あっ、もう寝ているのか。じゃぁ、邪魔しちゃ悪いかな…」後ろめたさもある僕は弱気になり、気持ちとはうらはらにすぐに引き返そうとした。

ドアが開き、普段着の兄がそっと入ってきた。
でも、なぜかしばらく無言のまま、もじもじしている。
「なあに?お兄ちゃん…」
思わず尋ねてしまうと、しどろもどろな感じで兄は何か応えた。
どうやら特に用事はないらしい。…ということは、私を心配して…ううん、私に会うためだけに来てくれたということだ。
(嬉しい!…)顔が紅潮するのがわかる。
ところが、私がパジャマ姿でいることに気付いた兄は、遠慮して部屋から出ていこうとする。
「おっお兄ちゃん、待って。大丈夫…私、眠くないもん。…ねぇ…せっかくだからお話しよ!」



嬉しいことに、妹は僕を帰らせなかった。話がしたいと言う。
「…じゃぁ、ちょっとだけな…」僕はそう断りながらベッドに近づいた。そして、ぎこちなく妹の傍らに腰をかけた。何を話そうか…と思いつつ妹を見ると、妹は妙にだぶだぶのパジャマを着ていた。
そしてそれには見覚えがあった。僕が去年まで着ていたパジャマなのだ。
「あれ?…真知、それってオレのじゃない?」
妹は、悪びれた様子もなく僕のだとあっさりと認めた。
別に困るわけではないし、それはそれでいいのだが、逆に僕の方にも妹に(妹だけではなく誰にも)内緒にしていることがあって、ぎくりとした。
(まさか、バレているわけじゃないよな…)

私は兄を必死で引き止めた。
兄が私のそばまで来て、座ってくれる。
私の胸の動悸は、もうそれだけで高まった。
お話しよう…と言ってはみたものの、自分の方からは何を話してよいかがわからない。
すると兄は私の着ているパジャマを見て首をかしげるようにした。そして、それは自分のじゃないかと尋ねてきた。
「うん、そうよ。お兄ちゃんのだよ。お古だからいいかと思って、黙ってもらっちゃった…ごめん!」
「自分のよりお兄ちゃんのだと大きくて楽で…気持ちよく眠れるの。…許してね」
 (もし許してくれなくても、また内緒で持ち出してしまうからいいもん…)

 ときどき僕は風呂場にある脱衣かごから真知子の下着を盗み出し、隠れて自分の部屋まで持ってきている。…空想の中で、僕はもう何度も妹と性交していた。
真知子の下着の匂いを嗅ぎながら、僕はマスターベーションをする。
ときに、それを精液で汚してしまうこともあった。その場合はトイレの水で洗い落とすなりして、朝までには脱衣かごに戻しておくのだ。
何とか今までは誰にも気付かれていないはず…。

兄のパジャマを着るのは眠るためではない。
本当は、パジャマに包まれながら、実際に兄に抱かれている自分を想像するのだ。ほとんど毎晩のように、私は兄を想いながらオナニーをしている。
…今晩も、もちろんそのつもりだった。
 でも、いまは私のそばに生身の兄がいる。息遣いが聞える。
 (お兄ちゃん、私の想いをかなえて…。私の想像を現実にして!)




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