お嬢様 美智子H-1
「はぁぁぁ…」夜、ベットの中でお豆さんを擦り終わったわたくしは大きな溜息をつき…もの思いに耽っておりました。
溜息の原因は裕子先生との事でした。
裕子先生との関係自体は最高ですし何の文句も有りませんでした。
ただ裕子先生はわたくしと翔太君達との関係については否定的でした。
わたくしとしましてはどちらも大切で掛け替えのない方々です…本当に困っていまいました。
「どうしましょう…」これと言っていい考えが浮かばないまま夜は更けて行きました。
「エッちゃん…相談があるのですが」わたくしは学校に着くなり珍しく朝から学校に来ていた大親友のエッちゃんに相談を持ちかけました。
黒川悦美さんは学校の中でも珍しい黒ギャルと呼ばれる種類の子でした。
“黒豹の悦美”巷ではそう呼ばれる武闘派のヤリマンだそうです。
そんな黒豹とわたくしは丸っきり正反対な感じなのですが妙に馬が合いました。
まぁヤリマンの意味も…その噂も最近知ったのですが…それでもわたくし達の厚い友情に変わりは有りませんでした。
「どうした福島?」エッちゃんはチョコレート色の肌に猫目メイクをバッチリと決めた小顔でニッコリと微笑みました。
お昼休み…わたくしとエッちゃんはエッちゃんが普段一服の為に利用している体育館の裏手に来ていました。
エッちゃんはガバッと股を開いてのウンコ座り。
わたくしも真似してしゃがむのですが…体育座りでお尻を浮かした様な何とも安定しない座り方になってしまいます。
「で…何だよ?相談って…」エッちゃんは真っ黒な太腿の内側をポリポリと掻きながら聞いてきました。
「実は…」わたくしは順を追ってありのままエッちゃんに今までの経緯を話しました。
……………。
「ふぅぅぅん…話は大体判ったけど…福島…お前もやるなぁ!」わたくしの話を聴いたエッちゃんはニタニタと笑っておりますが…結構驚いてもいる様でした。
「そうですかぁ?でも…わたくしはどうしたらいいのでしょう?」わたくしはエッちゃんに縋る様に伺いました。
「お前はその翔太君達とも裕子先生とも関係を続けたいんだろ?」
「そうでございます」
「だったら簡単じゃねぇか」
「どうすればよろしいのですか?」エッちゃんの言葉にわたくしは思わず身を乗り出しました。
「教えてやってもいいけどよ…アタシの頼みも聞いてくれよ」エッちゃんの目が妖しく光りました。
まさか…まさか…でも…いいですわよ。
わたくしはピンクの下着に包まれたエッちゃんのムッチッリとした下腹部…黒くプリプリの太腿を見つめ生唾を飲み込みました。
「いいですわよ…何なりとおっしゃって下さい」わたくしは地面に指先でのの字を書きながらハニカんで言いました。
エッちゃんともレズれるかもしれない…内心はドッキドキのワックワクでした。
「なぁ…福島…お前…勘違いしてないか?」エッちゃんが金髪の頭を掻きながら言いました。
「へっ?」キョトンって感じです。
「アタシが興味あんのは…お前の母ちゃんなんだよ」エッちゃんは柄にもなく恥ずかしそうにしています。
「え!お母様せすか!」おったまげーって感じでした。
「お前の母ちゃんってさぁ…綺麗で…優しくて…ちょー良くねぇ」エッちゃんはモジモジとしています。
何かエッちゃん…凄く可愛らしいです。
わたくしのお母様を良く言って貰えるのは大変うれしい事なのですが…エッちゃんにそこまで言わせるお母様には少し嫉妬も覚えてしまいます。
「うぅぅぅん…複雑な気持ちですが…エッちゃんがしたいならいいですよ」しばしの沈黙ののちにわたくしは腹を決めて言いました。
「ホントか!」エッちゃんの顔がパッと明るくなります。
「でも…お母様がどう思うか?」
「それなら大丈夫だ…お前の母ちゃんもアタシの事は気に入ってるみたいだし…」
「それはそうですけど…」
「この前…お前んちに遊びいった時にな…お前の母ちゃんに抱きしめられちゃったんだよ」エッちゃんの黒い顔が真っ赤になっています。