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イカないと決めた日
【SM 官能小説】

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イカないと決めた日1-2

「最近してますか?」何かを感づき…私を試す様に田口君がどぎつい質問をしてきました。
しかし…私は赤くなって俯くしかできません。
「ああぁ…したいなぁ…」田口君はニヤニヤと笑いながら伸びをします。
何をしたいかはハッキリ言わないところが田口君の狡猾さをうかがわせます。
田口君の視線はさっきから自分の引き出しと私の横顔を行ったり来たりしています。
私は目を合わす事もできずに自分の机の一点をただジッと見つめていました。
次の瞬間…田口君が思わぬ行動にでました。
私の視線の先にある書類に落書きをしたのです…公衆トイレにある様な卑猥な図形を。
「な!なにするの!」私はハッと我に返り…田口君に向かって声を荒げました。
「主任…このマークなんだか知ってます?」田口君は下品な笑みを浮かべています。
「わ!わからないわよ!」
「じゃあ何でそんなに怒るですか?」ホントはわかっているクセに…田口君の目がそう言っているようでした。
「なんてマークですか?」くっ!ニヤニヤして…なんて奴なの。
「知らないって言ってるでしょ!」私は遂にヒステリックに叫んでしまいました。
「フ〇テレビのマークですよ…何と勘違いしたんですか?主任…」何なのよ…どう見てもあのマークなのに…こいつ…私をからかっているの!?
「か…勘違い…なんか…してないわ…知らなかっただけよ!」私は何とか冷静さを取り戻して言いました。
「と…兎に角…早く終わらしてよ!」そんなこんなで何とか伝票整理を終えた私は逃げる様に帰途に着きました。

「ふぅ…」私は深い溜息をつくと手にした缶ビールを一口飲みました。
まったく田口の奴には困ったものでした。
あんな奴のオナニーのオカズになっているかと思うとゾッとします。
やっぱり…田口の奴は私SMする事を考えてオナニーしているのかしら…やっ…やだ。
私…何を考えてんだろう。
あの馬鹿のせいで…やだぁ…私。
私は缶ビールをテーブルに置くと…椅子に座ったままそっと右手を自分の乳房に押し当てました。
部屋着の上からでも私の鼓動が激しく脈打っているが判ります。
決して田口の事を思ってどうのという訳ではありませんが…単純に身体が疼いてきているのも事実でした。
彼氏がいないここ数年は…すっかり自慰の癖がついてしまいました。
私は目を閉じると先ほどの嫌な事は忘れ…肉体の快感にのみ意識を集中しました。
「うん…んんんん…」私は部屋着とブラジャーを一緒にたくし上げると…最近、少し垂れ気味の乳房を露わにします。
割と大きくてCカップあるんですが…その乳房もここ数年は男性に触れられていません。
「あっ…あっ…」私は両手で左右の柔らかく白い肉の塊を揉みしだき…その先の乳首を指先でしこります。
序々に頭の中が真っ白になって行きます。
何も見ないし…何も考えない…ただ肉体の快感だけを感じる…いつもの私の自慰のスタイルでした。
「はぁ…はあ…は…」乳首が充分に硬くなってきたら…右手をゆっくり下腹部に下ろして行きます。
スパッツに包まれた肉の丘を指先で撫で回しながら…胸に残った左手の指先で硬く尖った乳首を摘み…ぐぃぐぃと引っ張ります。
「あぁ…い…痛い…」引っ張り上げられた乳房と乳首がジンジンと痺れます。
実は自虐的な行為を行いながらするのが私の自慰のやり方でした。
「あぁぁ…ん……ん!」私は不意に昔したSMを思いだしてしまいました。
しかも…私を責め立ているのはあの田口です。
“なんなの…”私は今更止める事も出来ず、自慰に集中しようとしました。
しかし一旦浮かんでしまったイメージは中々消えません。
「あぁぁ…いや…」私は声にだして呟いてしまいました。
そんなの…本当に嫌なのに何故か普段よりも遥かに感じるんです。
“うそ…うそよ…”必死に掻き消そうとすればする程…田口に辱められる妄想が膨らんでしまいました。
そして…全身はあのSMプレイで感じた時のような快感に溺れてゆきました。


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