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淫媚汁レディ
【SF 官能小説】

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淫媚汁レディ その5-1

何とか研究棟の外れにある倉庫の様な研究室に辿り着いた。
「博士!は〜か〜せ!……おい!じじい!」博士の気配はどこにもない。
もしや…あのじじいも透明に!?
私は着込んだばかりの白衣の胸元をグッと押さえ…辺り様子を伺った。
じじいの気配は全く無かった。
あのじじいが透明になっていたら間違いなく私の乳は揉み回され…お尻は撫で回され…スカートは捲くられ…下着は下ろされているだろう。
が…一向にそんな気配はない。
ホントにいないのか…不思議に思ってそこらを探していると博士の机の上に見た事のないノートパソコンが開いたまま置いてある。
そしてインカム付ヘッドフォンが。
じじい…やらしいチャットでもやってたのかな。
何だこれ?
パソコンのディスプレイには変なフード付マントで顔を隠した見るからに胡散臭そうなオヤジ…。
ジェスチャーで私にヘッドフォンを付けろとやっている。
私は小ボケを挟もうかどうか考えてたが…見ず知らずのオヤジなので取り合えず大人しくヘッドフォンを付けた。
「わぁ〜が〜はいはドク○ベェだべぇ…」早速おなじみのフレーズをかまされた。
くそぉぉぉ…やるな!親父!
「で!そのド○ロベェが何の様だ!ここにはドクロストーンはないぞ!性質の悪い冗談な切るぞ!」私はディスプレイに向かって怒鳴った。
「あわあわ…切らないでよ…冗談だよぉ〜」オヤジ慌てていやがる。
「で!いったい何の用だ!」この手のオヤジは調子に乗せると何を言い出すかわからんからな…私は高圧的な態度を取り続けた。
「あ…あの…コホン…お前達がNASAから手に入れた悪魔の実をよこすのだ!」おぅおぅ小心者が頑張って威張ったって感じだな。
だけど…
「よこすぅ…はぁ?悪魔の実…はぁ?NASA…はぁ?お前達…はぁぁぁぁ!てめぇ!どの口が訳わかんねぇ事言ってんだ!」見知らぬオヤジにお前呼ばわりされて…私はぶち切れてやった。
他人と話す時は礼節が大事だろ!
「あの…あなた様方がNASAより入手いたしました悪魔の実を頂戴致したくて…」オヤジ…ゴニョゴニョ言ってる…最初からそうすりゃいいんだよ。
「待て…オヤジ…悪魔の実とは何の事だ?」
「ポンちゃんが…」
「ポンちゃん?」
「本田博士です…本田博士が言ってましたスケスケの実を手に入れたって」
「それが悪魔の実…スケスケの実かぁ…で…何でお前にやらねばならんのだ?」私は見ず知らずのオヤジをお前呼ばわり…自分がそう呼ばれたらキレるんだがな。
「そんなぁぁぁ」フード付オヤジは情けない声を出している。
“だいだい…そんな実は知らん”そう言いかけたが思い止まり…私は物凄いスピードで考えた。
このフード付オヤジがじじいの発明した透明薬の事を知った。
じじいから奪おうとする。
じじい咄嗟にスケスケの実なる物の作り話を作る。
で私が持ってる。
オヤジ…私を脅かす。
まぁ…そんなところだろう…それでいいや。
「で…じじいはどこなんだ?」私はディスプレイに向かってキラキラと瞳を輝かせてやった。
予想だとじじいは誘拐されている…これはかなりウケる。
「じじい?」
「ポンちゃんだよ…ポンちゃん!」私はオヤジのわかる言葉でじじいを呼び直す。
「ぁぁ…ポンちゃんなら誘拐した…スケスケの実と交換で返します」オヤジ…頭が高い態度を取りそうになったのでイラってしてやったら…また低姿勢に戻った。
「いいよ返さないで…」
「へっ?」
「ポンちゃんの大好物はサンマの塩焼きのシッポの部分とキャベツの芯と炭酸の抜けたコーラだから…世話よろしくね」私はディスプレイに向けてウインクしてやった。
「そんなぁぁ…彼氏がどうなってもいいの?」オヤジが思わぬ事を口にした。


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