第6話-2
「あ・・・んぁ、あっ、あ・・・んん!」
「聞こえるだろ・・・ほら、ぴちゃぴちゃ鳴ってるぞ、早貴のあそこが」
「お父さんの変態!スケベ!」
「ほほう、誰が言ったのかな。自分からお父さんのアレをしゃぶった娘が言うのかな」
端から見ればふざけ合っている様にも聞こえる会話。
そういや、以前は隣や下に声が漏れないように気をつけていた気がする。
やる、と決めた途端に気にしなくなるのは俺の悪い癖、
いや早貴もそうだ。親子揃っていいかげんなとこはいいかげんなんだな。
「ひッあ、あぁあああっ、ああん!!」
中を擦り続けるうちに早貴の体が小さく跳ねて、びくびくと震えている。
どうやら軽く絶頂を迎えてしまったらしい。
「もぉ・・・えっちぃ、やりすぎだよぉ・・・ッ」
「すまんな、大丈夫か?」
「はぁ、謝るのが、はぁ、遅いの。い、ってから、言わないで、よ」
「なんだとぉ?生意気言う奴はこうしてやろうか」
臍に指を突っ込み、小刻みに引っ掻いてやったら
「あはぁあっ?!」
「さ、早貴?!おい!」
予想に反して思い切り仰け反ってしまい、凹椅子からずれて落っこちてしまった。
いくら感じやすいとは言え、絶頂の直後でもこんなに反応するとは。
「びっくりさせないでよぉ・・・えっちぃ・・・」
床に尻餅をついてしまい、お腹を抑えている早貴。
少し怒っている様な、眉間に皺を寄せた表情に思わずどきりとしてしまった。
「ああすまんな、たまにはお父さんも悪戯したくなって」
「もぉ・・・ばか」
「ごめんな、早貴。謝るからさ・・・だから、おっぱい吸わせてくれないか」
自分でも果たして何を言ってるのか理解し難い。
早貴が答える前に小振りな乳房に吸い付き、一気に乳首を歯で捕えた。
「んっ、んぢゅるるるる!ちゅばっ、ちゅばちゅば」
「はぁっあぁん!!お、とうさ、らめっ!!らめぇぇぇぇ!!」
片方だけしてもらうのも寂しいだろう。
口はひとつしかないけど、代わりに手があるからな。だから寂しくなんかないぞ・・・
とめどなく滲み出てくる汗で少ししょっぱい早貴の乳房。
「わ、私、嫌いなの。ぜんぜんおっきくないから!」
「何を言ってるんだ、大きさなんか関係ないぞ。大事なのは感度だ」
「・・・お母さんよりちっちゃいんだもん。遺伝するなんて嘘だよ」
わざわざ口には出さなかったが、早貴は胸が小さい事がコンプレックスだというのは薄々気付いていた。
母親が無駄に大きいだけだ、と慰めた事もあったがあまり効き目は無かった。
「あいつは鈍かったぞ。早貴みたいにあんまり気持ち良さそうな顔はしてなかった」
「ホントに・・・?」
「本当さ。はむ」
「くふぅんッ!い、いきなりやらないでよぉ!」
そりゃあ、大きければ興奮はするよ。
でもこっちが何かしてもきょとんとして見てるだけじゃ、あまり面白くは無い。
エッチは・・・二人で一緒に、快楽を共有するものだからな。