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俺の娘
【父娘相姦 官能小説】

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第1話-1

「もう!うちの中では禁煙だって言ったでしょ!」

いきなりドアを開けられてうっかり煙草を落としそうになってしまった。

「開ける前はノックしろって言ってるだろ」
「そうだけど、お父さんも約束破った」
やれやれ、いいだろ一本くらい。せめて我が家では自由に吸わせてほしいぜ。

早貴(さき)と・・・
娘と二人で暮らし始めてから煙草の本数が減った。
もとから煙草は嫌っていたが、以前は面と向かって注意してこなかったはずだ。
「じゃあベランダで吸うからいいよ」
早貴は少し下唇を出して不機嫌そうに見つめ、最初からそうしてよと呟く。
手すりに腕を乗せ、そよ風に溶けていく煙の向こうの景色を眺めていた。
・・・母親に似てきたな。若干、言い方はきつめだが。
キャッチボールをする親子、犬を散歩させる若い女、その他の人をぼんやり見つめていた。
目を逸らさなくなった気がする。以前は寄り添う夫婦を見るのが嫌で、見かけると心の中で舌打ちをしていたが・・・
ある程度気持ちの区切りはついたのだろう。
そうだ、早く吹っ切れようとしてたはずだ。それが現実になった、ただそれだけなんだ。

急に、そして静かに背中に柔らかい重みがのしかかってきた。

「・・・なんだよ、早貴」
娘は返事もせずに顔を背中に押し付け、後ろから手を回して俺の腹の上で結んでいる。
隠れて煙草吸ってる俺を見て朝から不機嫌かな、と不安だったが、どうやら要らぬ心配だったな。

「・・・くさい」

くぐもった返事だった。そして笑ってる声。
普通の父親が娘から言われたら、ショックでしばらく落ち込みそうな言葉。
でも、俺達は¨普通¨じゃないんだ。普通の¨父親と娘¨じゃない。

早貴は来年高3になる。
女の子なら人生に於いて最も父親という存在を忌み嫌う年頃のはずだ。
家に棲み着く害虫の如く、視界に入る事すら許さないだろう。

「ちゃんと体洗ったの?匂うけど」

だが早貴はまるで幼児の様に俺の体に嬉しそうに触ってくる。
・・・これも、家族揃って同じ屋根の下に居た時は有り得なかった。
前からわりと早貴とは仲が良かったけれど・・・
俺と暮らす様になってから雰囲気が変わった気がする。明るくなったというか、俺に対して積極的になった。
今日だって、日曜だというのに遊びに行かず俺の傍にいる。
俺達がこのアパートにやってきたのは、早貴の中学の卒業式の翌日だった。
実は自分だけで出ていくつもりだったけど、早貴がついてくると言ってきかなくて・・・

(私がお世話してあげる。お父さんご飯作れないでしょ?)

息子の方は女房と家に残ると言って譲らなかったし、断る事も出来ず二人でここに来た。
もう、二年になるのか。時折電話はしてるけど未だに直接会ってない。
思い切って離婚に踏み切れず、離れて暮らすという中途半端な選択をしてしまった。
・・・だがいつまでも悩んでいては前に進めない。
夫婦とはいえ元々赤の他人同士なんだ。心の行き違いが無い方がおかしい。

「・・・早貴、あまりくっつくな」
「聞こえない」
「ここはベランダだぞ。人目につく」

それを聞いてようやくその細長い腕を解いた。
ガラス戸を閉め、カーテンで遮って誰にも見られない様に外界と部屋の繋がりを断つ。

「お父さん・・・」

足を曲げ床にちょこんと女の子座りし、見上げる早貴。
白く透き通る様な清潔で柔らかい肌、
タンクトップから出た細長い腕、ホットパンツから同じ様に生えたすらりと長い足、
胸元まで垂れ下がった、触り心地の良い長い黒髪。
鏡の様に映った物をくっきり見せる瞳、そして・・・赤く艶のある肉厚な唇。
父親の贔屓目に見ても同年代の女の子より綺麗だった。
さっきの背中に引っ付いた時の無邪気な雰囲気は薄まり、妖しげな目線で見上げている。
早貴自身はそんな事意識していないだろうが、俺は感じる。
まだ男を誘う方法なんて知っているとは思えない。俺がいかがわしい気持ちだから、そう見えるに違いない・・・
そっと早貴の後ろに腰を下ろして、手と足で包み込んでしまう。


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