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若芽の滴
【鬼畜 官能小説】

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若芽の滴-9

[里美のマ〇コは俺のもの]

[2-Bの真理子をレイプしようぜ!ヤリたいヤツはTEL◎△×#…]

[ブスの泰子のオマ〇コはサイコー!]


何ともくだらない悪戯書きではあったが、今の汐里には笑えない言葉ばかりだった。
酷い事を遊び半分で書く男……それは、あの痴漢達と同種の、汐里からすれば軽蔑に値する男達だ。
その男達が、この女子トイレに入り込み、くだらない落書きをしている。
今、汐里のいる、この個室で……。


(……帰ろ…家に帰ってから……)


女子トイレにも平気で忍び込み、女性を馬鹿にする落書きをするような奴がいると分かった今、安らげる場所に、早く戻りたくなった。
この落書きをした男達が、この個室を覗いているような、得体の知れぬ恐怖が汐里を襲ってきた。
追われるように、汐里はトイレを後にした……。


『暇だな〜。なんか面白いコト言え』

『は?急に話せるかよ、バカ』


派手なエアロ、これみよがしに太いマフラー。
騒音並みの音量でCDを掛けた白いミニバンが、閑静な住宅街を徘徊していた。

高校を卒業はしたが、就職の決まった職場へも行かず、手に入れた自慢のミニバンで遊び回る日々……親にも呆れられた未成年達が、時間を持て余して車を走らせていた。


『この前の女……ミクちゃんだっけ?アイツ呼んでフェ〇してもらうか』

『あ〜、アイツは“売り”でしかやんねーよ。フ〇ラ5000円だと』

『高ッ!!それなら一人でコイてる方がマシだよ』


男が集まれば、若ければ尚更、話題は性的な物へと移行していく。


『じゃあさ、メグっち呼んで、6Pするか』

『アイツは男出来たから来ねえよ。無理無理』

『押さえ付けてマワせばイイだろ?メグっちは俺の元セフレだし』


まともな性の教育を受けず、沸き上がる興味のままに〈実践〉してきた彼らには、性的なモノに対しての羞恥が希薄であった。
彼らには、異性への友情も恋愛感情も、性欲の前にはゴミ同然であった。


『ぅお!?見ろ見ろ!!』

『何だよ、変な声出し……おお!!』

『……ガキじゃねえか』


トロトロと走るミニバンから、トイレから出て来た汐里が見えた。
遠目にも、汐里の美少女ぶりは確認出来たし、女体に飢えていた男達が見逃す筈はない。


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