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『滝くんの愛読書』
【学園物 官能小説】

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『滝くんの秘密』-4

「こ、ここは別の意味ですごい…」

私の部屋の三倍の広さはありそうな滝くんの部屋は片側の壁一面が本棚になっていた。しかも高さが普通じゃない。きちんと固定されていて倒れてくる心配はなさそうだけど、地震が来ても大丈夫だろうかと心配になってしまった。

「お茶用意してくる。その辺に座って待ってて」

滝くんはそう言って部屋を出て行った。

(うわ〜…滝くんのベッドだ…)

そろそろと近付き、ふとんに顔を押し付ける。

(あ〜滝くんのにおいがする〜幸せ…)

「…ってこれじゃ変態じゃない!!」

私は自分に突っ込みをいれると立ち上がって本棚に近付いた。

キルケゴールの『死に至る病』やフロムの『自由からの逃走』などの哲学書があったかと思うと、アインシュタインの『相対性理論』やビジネスリーダーの指南書、料理のレシピ本があったりする。

(滝くんって将来何になるつもりなんだろ…)

ぐるぐると本棚を見回していた私は隅の一番下の段にカバーのかかった文庫本が何冊かひっそりと並んでいるのを見つけた。

(これはもしかして…)

本棚から一冊を抜きとってパラパラとページを捲る。


…夕日の差し込む教室で梨奈は健介に抱き締められていた。

「やだ…だめだよこんなところで…」

梨奈の抵抗は限り無く弱い。健介はそれを知ってか知らずか力を弱めない。健介の右手がするすると梨奈の背中を辿り、スカートの上からその柔らかな臀部を愛撫し始める。

「い、いや…んんっ!!」

健介は自分の唇で梨奈の唇を塞ぐと梨奈の口腔内を激しく犯し始めた。大きく見開かれた梨奈の瞳はゆっくりと閉じられ、再び開かれた時にはそこはうっすらと快感の色をたたえていた。
キスをする間も健介の手は臀部への愛撫をやめない。もっと敏感なところへの愛撫を欲する梨奈は無意識のうちに腰をくねらせ始めた。
梨奈の変化に気付いた健介はキスをやめ梨奈から体を離した。

「パンツ脱いで机の上に座って足開けよ」
「は、はい…」

激しいキスで抵抗することを忘れた梨奈はいわれた通りに下着を脱いで、神聖な学び舎で信じられないような卑猥なポーズを取った。
既に潤みきったそこは夕日に照らされてキラキラと光っていた。

「もっと広げろ」
「は、はい…」

梨奈は自分の両足を持ってぐい、とそこを広げた。溢れた愛液が机の上に滴り落ちる。健介はそんな梨奈を目の前にしてそのまま動かずにいた。耐えきれなくなった梨奈は切なそうな表情で健介を見上げる。


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