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【片思い 恋愛小説】

春の最初へ 春 3 春 5 春の最後へ

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「…」

ほんの一分前の出来事が、夢だったんじゃないかと思えるくらい現実味がない。

あの睦月さんとあんな風に会話をして――

『うん、いいよ』

人と付き合うのに、あんな軽い返事をするわけがない。

最初からかわれてたのか?
俺もからかってると思われてるのか?

俺は本気なのに…



春が好き。

暖かいから。
景色が明るくなるから。
出会いの季節だから。

うん、ただの出会いでは終わらせない。

飲みかけのお茶を一気に口の中へ流し込んで、俺も屋上を後にした。



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