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イジメテアゲル!
【学園物 官能小説】

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イジメテアゲル!-31

「なんでさ?」
「だって、キスされると好きになっちゃうかもしれないし……」
「エッチしといてキスはダメなの?」
「だって、前彼と付き合ったのも、キスが原因だったし……」
 彼女にとってキスはセックス以上のコミュニケーションらしい。
「残念」
 心底そう思う彼は代替行為を求め始める。ショートボブをかきあげ、耳たぶをそっと噛む。涎で濡れる舌でなぞり、去り際に息を吹きかける。
「ん……、結構イタズラっ子だよね、英助も……やっぱり痴漢だから?」
「痴漢っていうのは……こういう事か?」
 自由になっている左手を彼女の太腿に向かわせ、お尻の付け根の辺りを弄る。
「やん、ヤラシイってば……かなり年季入ってない?」
 敏感な部分を避けるいやらしさから逃れようと多香子は足をばたつかせる。しかし、彼が緩慢な挿入をすると、両足を腰に回してしっかりと求めてしまう。
「んぅ、んっんぅ……、ずるい、それ絶対ずるいって……」
 せっかちな彼女は徐々に煽られることに弱いらしく、目をぎゅっとつぶって訪れる刺激を噛み締める。
 部活で鍛えられた足を弄る手が濃紺のニーソックスの隙間を潜る。そのまま脱がせ、ふくらはぎを弄る。
「ちょっと、英助って足フェチ? やだ、ヘンタイ入ってない?」
「多香子の脚、魅力的だもん……いつも皆に見せ付けてんだろ?」
「やだ、そんなことしないってば……」
「だって、多香子が走るときって人だかりができるぜ」
 多香子は普段の練習は膝上三センチのスパッツでこなしているが、記録を取るときは気合を入れるためにユニフォームを着用している。
 脚の付け根を締め付けないようにややだぶついている短パンは一見魅力が無いものの、練習のときもお尻をきゅっと上げる姿勢の時だけはくっきりとラインが浮かぶ。そのせいか、彼女の試合では邪なギャラリーが増える。
「やめろよ、あたし陸上だけはマジでやってるんだから……」
「溢れ出る魅力って奴だろ? 多香子のせいだよ」
 腰に絡みつく脚を解き、ふくらはぎを抱きしめる。そのまま足の甲に口付けると、指一本一本を擽り始める。
「こうして多香子様のやんごとなきおみ足にイタズラできるって贅沢だな……」
「へん……たい……」
 脚への刺激からのがれようと多香子は身を捩り、マットに横向きになる。しかし、直角に近く開かれた脚はいまだ英助の束縛にある。
 性に奔放と思われた彼女にも意外に弱点はあるらしく、陸上を絡められるだけで羞恥を煽られるらしい。
「普通にしてよ……、普通に……」
 多香子は乱暴に脚を振り払い身体を離す。
 両足を抱きながら蹲るが、それでも赤く濡れた秘裂を隠すことはせず、誘うようにうねらせる。
 まだ満足していない男根はピクピクと鎌首を頷かせながら、彼女の太腿を汚す。
「普通にしたいなら……キスしていい?」
 英助は赤く染まった耳朶を舌先でなぞる。
「ん、んぅ……それ……ダメ……キスも……だめ……」
 耳への愛撫から逃れようと頭を振り、腕で隠す。
「じゃあ俺もやめない……」
 再び脚を弄られ、もう片方のソックスまで脱がされる。
「ねぇ……あたしのこと……、自由にしていいから……脚はやめて……」
 鼻にかかった泣きそうな声で哀願されると、英助もそれ以上サディストになれない。
 ただ、自由にしていいと言われた以上、容赦はしないと、彼は彼女のお尻を持ち上げ、男根をねじ込む。
「んくぅ……いいよ、英助……このまま……うわっと……、ちょ、なに?」
 英助は多香子の身体を持ち上げる。背は高いものの、筋肉を足腰以外つけていない彼女は、文系の彼でも充分に抱えられる。
 急な浮遊に驚いた多香子は手足をばたつかせてもがく。
「大人しくしなよ……っと……」
 短い間でも多香子の弱みは把握した。ゆっくりと膣襞に亀頭をこすりつけるように抉ると、彼女は喉を鳴らして四肢を張り詰める。


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