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イジメテアゲル!
【学園物 官能小説】

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イジメテアゲル!-29

「ねぇ……、英助に外してもらいたいな。こっちの紐……」
「なに言ってるんだよ。そんなこと出来るわけ無いだろ」
「出来るよ。紐を引っ張るだけだもん」
「そういう問題じゃ……」
 声を荒げると自然と呼吸が大きくなる。鼻先に迫った薄布一枚に遮られた女の部分から香る酸味の強い匂いに、英助は心惹かれる。
「ふん……んぅ……」
 目を閉じ、嗅覚に意識を集中させる。
「やだ英助ったら鼻ひくひくさせて……、そんなに臭うかな、あたし」
 多香子は前かがみになり、ブラウスを引っ張って股間を隠す。仕草こそ恥じらいをみせるものの、口調には煩悩を抑えられない英助への嘲りを含む。
 彼は冷静な判断も出来ず、香りに誘われるまま、頼りない結び目に手をかける。
 三角の布が剥がれ、ヒラヒラと落ちる。目の前には濃い叢が現れ、より強い女の芳香を嗅ぐ。
「もう……引き返せないよ……」
 多香子はブラウスのボタンを下から外し、ショーツに合わせた紫がかったブラを見せる。
 濃い叢を細い指がかき分け、ばらの蕾を無理矢理開くように、女を見せ付けると、鎌首をもたげていたハズの彼の愚息が元気を取り戻し、彼女を仰ぎ見る。
 英助は誘蛾灯に誘われる蛾のごとく、ふらふらと花の蜜を求める。
「あっ……はぁ……!」
 彼の唇が大陰唇に触れると、多香子は熱い息を漏らす。久しぶりの愛撫は、たとえ拙い舌使いでも刺激を貪欲に受け入れる。
 英助はとにかく奥から溢れ出る蜜を必死に啜った。彼女が自分にしてくれた奉仕のお返しのように。
「ん、英助……そうじゃないよ……最初はもっと優しく……ゆっくりぃ……ん、もう、これだから童貞君は……」
 捲れかかった陰唇を指で広げ、舌を差し入れる。どろりとした蜜は酸味と塩気、そして汗の匂いが混じっている。
「そう……、その調子、そうしてくれると女の子は喜ぶよ……」
 英助は肉付きの良いオシリを探り始める。陸上部で日々トレーニングに明け暮れているだけあってしまりがよく、程よい弾力を返す。
 指を割れ目に沿って遊ばせていると、汗ばんだ皺に触れる。
「や、そこはダメだってば!」
 菊門への刺激から逃れようと身を捩る多香子に、英助は執拗にすがりつく。そのまま彼女をマットに押し倒し、覆いかぶさる。
 互いに両足を絡め、誘い、あしらいながら距離を縮める。
 太腿を亀頭が滑ると、ナメクジが這ったように我慢汁がこびり付き、肌を合わせる度にヌチャヌチャと卑猥な音を立てる。
 ブラウスから覗き見える紫のブラにむしゃぶりつく。ゴム鞠のような感触を持つソフトボールは玉露のような汗が浮かんでおり、彼の頬を甘酸っぱい体臭で包む。
「あはっ! やっぱり英助も大きい方がすきなんだ」
 運動全般に明らかに不利益な大きさだが、こと男を誘うにはこの上ないほど協力だ。
 手の平で弄り、指先で突起を弄る。プックリと隆起した乳首を弄る度に多香子はソプラノの悲鳴を上げる。
 谷間に溜まる汗を舌で舐め取り、唇で柔らかく噛む。彼が強く吸い付けると、色白の肌に赤いキスマークが残る。
「んもう、なんで男ってそういうことするの好きかなのかな?」
「証拠だよ。俺が抱いたっていう……証拠」
 幼稚な所有欲を言い訳に乳首を口に含む。コリコリとした突起を唾液の絡まる舌で丁寧に転がす。
 そそり立つ男根を秘裂を隠す叢で滑らせる。既に彼女のうち腿は鈴口を零れる我慢汁に汚され、卑猥な糸を引いている。
「ん、それ……いいかも……」
 多香子はかぼそい声で囁くと膝を折り、股を開いて彼の行為を促す。秘裂に沿って亀頭を走らせると、多香子はマットに爪を立て、歯を食いしばって声を抑える。
「多香子の可愛い声、聞きたいな……」
 英助は上半身を起こし、蜜を溢す秘裂に指で開く。赤く爛れた洞窟に亀頭をつき付ける。


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