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教団医玲子 禁断の教義
【SF 官能小説】

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教団医玲子 嫉妬の行方-1

琢也は胸の高鳴りを抑えられずにいた。玲子から電話があり、玲子の部屋で
手料理を振舞ってくれるというのだ。 先日の体液交換で、玲子に対する気持
ちを口にしながら、玲子の目の前で絵美と激しく交わってしまったのだ。
気になっていたところに電話があり、琢也は素直に嬉しかった。

令子は、琢也のあこがれの女性だった。玲子は眼鏡の似合う美女で、普段は
長い髪を後ろでまとめている。玲子が髪を下ろすとき、ふわりと広がる黒髪と
その香りに琢也はたまらない魅力を感じていた。

玲子に会えると思うだけで、琢也は、激しい気持ちの昂ぶりを覚えた。その日が
来るのが本当に待ち遠しかった。そして待ちに待ったその日が訪れた。

玲子の部屋のベルを鳴らすと、玲子の明るい声が聞こえ、程なくしてドアが開か
れた。

「琢也くん。待っていたわ。入って。」

琢也は玲子の姿に顔が赤くなるのを感じていた。玲子は体に張り付くようなオレ
ンジ色のワンピースを身にまとい、短いスカートの裾から肉感的な生脚が伸び
ていた。そして、部屋の中にもかかわらずヒールの高いサンダルを履いていた。

「どうしたの、顔が赤いわよ?」

「それより、これを受け取って下さい。」

琢也は胸の高鳴りを抑えて背中から黄色いバラの花束を取り出すと、玲子に
差し出した。

「琢也くん!私へのプレゼント?」

「気に入ってもらえますか?」

「嬉しい!」

玲子は琢也の首に手を回し、肉感的な体を押し付けるようにして抱きついた。

琢也は、突然抱きつかれて驚いたものの、玲子の柔らかな体を受け止め、甘
い香りに包まれると幸せな気分になった。

そして、花束を渡すと玲子の表情がより華やいだものになるのが分かった。
琢也は、たまらなく嬉しかった。

玲子は花束を受け取ると琢也の手を取りリビングへ案内した。リビングには
シンプルなテーブルとソファーが置かれ、その向こうの窓からは明るい日差
しが差し込んでいた。

琢也はテーブルにつくと玲子の姿に目を向けた。玲子は嬉しそうに花瓶を取
り出すと、花束を短く切り詰めて、テーブルの中央に花開くように活けなおした。


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