○○自己満ラジオ-1
中山 「こんばんは」
長峰 「あの、リスナーさんによって聞いている時間がたがうんで、こんばんははどうかと」
中山 「こんばんは!!」
長峰 「……こんばんは」
中山 「今夜、自己満ラジオの歴史が動きます」
長峰 「え、あ、各地? からぞくぞくと開票結果が届いているようです?」
中山 「長峰アナも、この歴史的な変動にいささか緊張してしまっているようです」
長峰 「私、アナウンサーじゃないですし、あまり緊張もしてませんが……」
中山 「おっと! 開票されてから、わずか三分も立たぬ間に、早くも一人、当確が出たもようです」
長峰 「はい、では、当確された方にタイトルコールをしながら登場していただきたいと思います」
中山 「それでは、○○!!」
西 「自己満ラジオォォオォオォォオ!! この番組のパーソナリティを勤めますのは私、西浩一を差し置いて他にはいません!! オレの辞書の負けという文字は、みえないように墨で塗りつぶしてあるのだ!! がはははははぁは!」
中山 「西さん、当確おめでとうございます」
西 「ありがとう、ありがとう。やっぱ、俺じゃなきゃダメなんだって」
中山 「ね、さすがは西さんだな。よっ! 名司会!!」
西 「そうだろう、そうだろう」
長峰 「では、そろそろCMの方に」
西 「え〜、長峰ちゃんも、もっと祝ってくれよ〜!」
長峰 「……、西さんはすごいですね。すごいと思うんで、CMにも行ってくれますよね」
西 「ああ、俺はすごいからな!」
中山 「あつかいやす! いったんCMです」
西 「この番組は素人投稿小説サイト PiPi's world と 暖かい読者のみなさま と 俺に投票してくれたみなさまの提供でおおくりします」
西 「おい、敗者ども」
畑 「まだあと一枠残ってるでしょ!」
茜 「せや! まだ負けたとは決まっとらんで」
伶 「西さん、ご当選おめでとうございます。やっぱり西さんにはかないませんね」
茜 「あ! 伶が西さんにおべっかを使い始めた!!」
西 「伶ちゃんはいい子だ。もし、当選しなくてもゲストとしていっぱい呼んであげるからね」
伶 「ありがとうございます。名司会者の西さん」
畑 「西さんが簡単に懐柔されていく」
西 「さて、俺の手元には、俺の相方になるひとの名前がかかれた紙が入っている封筒がございます」
茜 「なんでそないに可愛らしいピンクの封筒に入れてんの!?」
畑 「ドキドキしますね」
伶 「そうね」
西 「では、さっそくではございますが、発表させて頂きます」
畑 「お願いします」
西 「はい、では第一回、自己満ラジオパーソナリティ交代総選挙、二人目の当選者は!!」
畑 「お願い!!」
茜 「来い!」
伶 「(-人-)」
西 「姓の一文字目の母音が、あの人です!」
茜 「よっしゃ『あ』!!」
伶 「『あ』!!」
畑 「『あ』! ……『あ』です」
茜 「って、全員やんか!!」
伶 「矢野の『や』、玉置の『た』、畑の『は』」
畑 「もう! ぬか喜びさせないで下さいよ!!」
西 「じゃあ、次こそ本当に発表いたしましょう」
茜 「こいこいこいこい」
畑 「お願いーー」
伶 「(-人-)」