操れるかも! 操られるかも!?-14
「いいから服を脱げ」
「うん、わかった」
……よしよし……え?
「なんか言ったか?」
美奈子は既にシャツを脱ぎすててスカートのホックを外
しながら、俺の問いに首をかしげる。
「……だから、わかったって」
「本当に脱ぐの?」
「脱げって言ったじゃない」
「いや、その……いいの?」
「だって……女の子が男の子の部屋でこんな夜中に二人き
りでいるんだよ。何もないなんておかしくない?」
「そういうことじゃなくて……お前はその、俺と……いい
の?」
「……うん、ずっと前から圭ちゃんに……」
「……」
「……それか大介ちゃんのどっちかにバージンあげようと
思ってたんだ」
……頭痛がしてきた。こいつの思考は読めない。
「でも大介ちゃんは高校に入ってますます野球一筋になっ
ちゃってさ、やっぱ圭ちゃんとエッチする方が現実的なん
だもん」
「……」
「もう千佳ちゃんともエッチしてるみたいだし、圭ちゃん
なら美奈子に教えてくれるよねぇ」
そう言った時には身に着けていた全ての物が美奈子の身
体から取り払われ、均整の取れた美しい裸体が俺の数歩先
に現れていた。
「だから、圭ちゃんを喫茶店に誘ったんだから……」
俺は美奈子に軽く説教くれてやろうかと思い、額にあて
ていた手をおろし顔をあげた。
しかし俺の頭痛と説教は美奈子の裸に目をやった途端に
消えてしまった。替わりに股間に痛みを覚えはしたが。
「圭ちゃん……次はどうするの?」
美奈子の息が少し弾んでいる。
俺は何も言わずに美奈子の肩をとりベッドに座らせると
その横に並んで座って唇を重ねる。
「んん……」
美奈子の鼻から噴き出す熱い空気が俺の顔に当たる。
俺の手は美奈子の形の良い乳房に伸び肌の滑らかな感触
を確かめながら揉みしだく。
そしてそのまま美奈子をゆっくりと押し倒した。
「あぁ……ああぁ、あふぅ……あっ、あぅん」
どのくらいの時がたっただろうか……美奈子の体中に汗
の玉が滲みだしては流れ落ち、それを吸い取るように這い
まわる俺の指と舌にはビクッという振動が度々伝わる。
もう長い間俺の右手の二本の指が美奈子の中に埋没して
いる。熱くて狭い中を広げようとするかのようにもがいて
いる。そこから汗ではない水滴が指先をつたってベッドの
上に垂れ落ちていった。
「あぁ、あぁ、あ……圭ちゃん……そこ、いいよぉ」
俺の頭をがっちりと抱えた美奈子が腰をくねらせる。
俺は美奈子の乳首に吸い付き、美奈子の秘所から抜き出
した二本の指を親指と擦り合わせて濡れ具合を確かめる。
「あっ、あん、圭ちゃん、指、抜いちゃだめぇ……」
美奈子が抜かれた指を追いかけるように腰を俺の右手に
くっつけてくる。
俺はそんな美奈子の身体を自分の身体の重さで仰向けに
押さえつけようとするが、美奈子の腰がまだまだ俺の指が
与えていた快感を欲しがり蠢き続けているおかげでうまく
いかない。
「おい、動くなよ」
俺がちょっとたまりかねてそう言うと、美奈子の身体が
仰向けのまま静止した。まあ時々ピクッ、ピクッと小さく
下腹が跳ねてはいるが。
「あ、あれぇ?」
美奈子が荒い息を吐きながら身動きできない自分の体を
不思議がる。
……そういえば『力』を使っていたっけ……
「ね、ねぇ……圭ちゃん、な、何かへ、変だよ」
美奈子が異変を訴えてくる。
……ちょっといじめちゃおうかな?……
俺の頭にはそんな考えが浮かんでいた。
「脚を開いて」
「え? で、でもぉ……あ、れ?」
美奈子の脚がすうっと開き、濡れそぼった茂みの奥が俺
の目の前でヒクつく。
「いやぁん、見ないで!」
美奈子の耳が灼けつくように赤い。
「……隠さなくていいのか?」
「だって……体が動かないぃ……」
「脚は今動かしたじゃない?」
「だって……勝手に……」
「美奈子の脚は勝手に開いちゃうんだ。じゃあ美奈子の脚
にお願いでもしてみようかな……」
「な、なにを?」
「もっと大きく広げて」
そう言った途端、美奈子の脚がさらに大きく広がり、つ
けねの奥の部分のその奥まであらわになる。
「うぁ!? ……あ、ああぁ」
「……とかね」
少し開かれた部分から流れでる水が光を反射する。その
量は次第に増えていく。