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操れるかも! 操られるかも!?
【その他 官能小説】

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操れるかも! 操られるかも!?-15

「美奈子、せっかくだから自分でやってみる?」
「……え?」
「だから、俺の前でオナニーしてみせて」
「や、やだ……けど……また、圭ちゃん、の……」
 美奈子の手が股間に伸び、じゅぶっと小さな音をたてて
指が中に沈んでいく。
「言う、とお、りに……なっちゃ、う、のぉ……」
 美奈子の指の動きが速くなり首筋を反らせて喘ぎ声が限
界に近づくのを示す。
「ああ、あっ、あっ、あっ、いく、いく、も、もぉ」
 俺は美奈子に再び寄りかかり唇を重ねる。その間も美奈
子の指が蠢き、快楽をむさぼっている。
「け、圭ちゃ、ん、いく、も、お……いっちゃうよぅ」
 俺は美奈子が到達して股間からしぶきをあげるのを、抱
きしめていた身体を少し離した状態で見ていた。

 美奈子の躯から死んだように力が抜けている。
 俺はその時点で唯一身に着けていたパンツを脱いで、自
分でも信じられないほど硬くなったものを美奈子の中心に
あてがう。
「いくぞ、美奈子」
 美奈子は息も絶え絶えの状態だったが一瞬目を開けてう
なずくと再び目を閉じた。
 俺が腰を進めると、美奈子の眉がつり上がる。
「い……いた……」
 強い抵抗があったが俺は力ずくで奥へと侵入していく。
「い、ぎ……ぐぅっ……」
 美奈子は口を真一文字に結んで激痛に耐えようとしてい
るが、こらえきれない痛みが口を突く。
 俺は『力』で何とか喪失の痛みを無くせないかと考えて
みる。
「……美奈子、痛みを感じるな。快楽だけを受け取れ」
「そ、それが、できれば……」
 ……やっぱりそれは無理かな……
 俺が別の方法はないかと思いながらも奥へ奥へと進んで
いた時、美奈子の表情に変化が現れた。
「あっ、い、い、かな? ちょ、ちょっとだけ痛いけど」
 完全に痛覚を失わせるわけにはいかないみたいだが、か
なりの効果はあったみたいだった。俺は思い切って腰を一
気に突入させる。
「ひっ、うあああぁぁっ」
 美奈子が目を大きく見開いて絶叫する。
 俺のものは美奈子の最深部まで埋め込まれていた。
「全部入ったぞ、美奈子」
「……う、うん、おなかまで届いてる、みたい……」
 俺は出し入れを始めた。美奈子の体内の暖かさが直に伝
わってきて心地いい。
「あっ、あっ、あふっ……気持ちいい……の、かな……」
 美奈子の体が下から突き上げられるたびに白い胸が大き
く揺れる。
 俺は揺れる乳房を固定するかのように両手で包んで、さ
らに腰を深く打ちつける。
「ああぁ、あぁ、あぁ、ま、また……イキそう……」
 俺の腰の動きがかなり速くなっている。結合部から聞こ
える音の卑猥さに興奮してさらに動きを速めてしまう。
「美奈子の中……気持ちいい……もっと突くぞ」
「う、うん……突いて……もっ、と、ああっ」
 俺はもう遠慮なしに限界まで速く腰を動かす。俺のモノ
に美奈子の秘所が熱くヒクつきながらまとわりつく。
 俺はもう終わりが近いことを悟る。
「美奈子、中で……中に出していいか?」
 美奈子は既に一度イッてしまっていたようで、口の端か
らよだれが流れ落ちていて体を重たそうにしているが、自
分の奥を突かれる快感に腰はまだまだ動き続けていた。
 美奈子は精一杯力を振り絞って答える。
「い、いい、よ……大丈夫だか、ら、中におね、がい」
 俺はその言葉を聞くと美奈子の身体を強く抱きしめ一気
に終着点へと向かって突き進む。
「あうっ、ああっ、ああ、ああ、だ、め、また……また」
 美奈子もまた何度目かの頂点へと向かっていく。
「あ、また、ああっ、い、いくっ、い……ああぁっ!」
「うっ、く……」

 俺は美奈子の中に発射した。俺の体は崩れ落ち、組み敷
いた美奈子の体の暖かさを全身で感じていた。天国にいる
ような気分だった。

 ……しかし数時間後の朝練では心身ともにガタガタで地
獄を味わう羽目になったのではあるが。


 第5話 おわり


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