西畑自己満ラジオ]V-2
畑 「はい、じゃあ、これ! ドン! 山?」
西 「由紀ちゃんは山ってことで、じゃあ次は森ちゃん」
森 「はい、これ。山」
西「あらら、また山ってことは、おのずと俺と恵はこちら」
恵 「美味?」
西 「はい、美味です」
森 「そっちが美味で、こっちが山」
畑 「山は美味しくないってことですかね?」
西 「俺と恵の美味コースは沖縄特産、アグー豚、各種チャンプルなどなど」
恵 「おいしそうですねぇ」
森 「じゃあ、山は?」
西 「山でなにを想像しますか?」
畑 「山菜?」
西 「違います」
森 「登山!!」
西 「登山は行為であって、食べれないでしょう」
森 「じゃあ、なんなんですか!?」
西 「えーと、山羊です」
畑 「や、山羊ですか!?」
森 「やまひつじ ってなんですか?」
西 「すいません、由紀ちゃんこのバカに教えてあげて」
畑 「ヤギですよヤギ」
森 「なんだ、ヤギか。なんかもっと変なモノを食べさせられるのかと」
畑 「そうですよね。ヤギって、羊みたいなもんでしょ?」
西 「まあ、そう思っておいたらいいよ。じゃあ、頑張って行きましょう。沖縄グルメレーススタート!!」
中山 「どうも、みなさんプロデューサの中山です。さてさて、みなさんお気付きかもしれませんが、今回もドッキリですね。ヤギを食べることを舐めているあの二人、彼女達がどうなっていくのか追跡してみたいと思います。よって、西夫妻の方はここからエンディングまで一切でてきません。あしからず。では、二人がヤギ料理屋に着いたみたいなんで僕はこのへんで」
森 「草食動物臭がすんごいね」
畑 「動物園じゃないですよね。食べ物屋ですよね」
森 「たぶん」
畑 「えっと、ここでは山羊の炒め物と、山羊汁、あとチーイリチーの三種類を食べます」
森 「多くない? 他にも食べに行かないといけないんでしょ?」
畑 「いえ、私達はここだけだそうですよ。あと、ゴールもここなんで、西さん達が来る前に食べきれば私達の勝ちだそうです」
森 「そんなにハンデをもらっちゃっていいのかな?」
畑 「それだけこっちが大変なんじゃないんですか」
森 「まあ、このにおいがね」
畑 「はい、じゃあとりあえず炒め物から」
森 「きましたけど、においのわりには美味しそうな感じ」
畑 「じゃあ、お先にどうぞ」
森 「いやいや、私はあくまでゲスト、由紀ちゃんより先に箸をつけるなんてね」
畑 「気にしないでくださいよ。事務所の先輩じゃないですか」
森 「じゃあ、私が食べさせてあげるわ」
畑 「いやいやいや、そんな」
森 「いいから、はいあ〜ん」
畑 「んん。あ〜。ん、ん?」
森 「どう? いや、あのね、そんな笑顔でヤギ肉を差し出されてもね? 今の私には守るものがあるから、ラジオやってた時みたいになんでもかんでも食べたりしな あ〜 んんん」
畑・森 「美味しい」
畑 「予想外ですね。ちょっとクセの強いジンギスカンみたいな」
森 「白いご飯が欲しくなるような感じ、うん、これは美味しい」
畑 「じゃあ、次の山羊汁の方を」
森 「汁って、味噌汁的なものかな?」
畑 「どうしますか? ヤギのからだから抽出した何かしらの液体だったら」
森 「いまから食べなきゃいけないのに、変な想像させないでよ(>_<)」
畑 「きましたよ」
森 「うわ、においがハンパじゃない。獣のにおいが」
畑 「なんだか、あながち何らかの液体って可能性が強いんですけど……、森さん、ま、どうぞ」
森 「いやだ。なんかさっきのお肉とは違う、あきらかにモツ的な肉片が浮いてるんだもん」