俺のM女調教日記(7)-1
浴室という密室の中で、俺は佐恵子を調教していた。
しかし、ここでは、調教と言ってもそれ程のことはしていない。
本番はこれからなのだ。ここで佐恵子に俺の尿を掛け、
飲ませるだけが目的ではないのだ。
先に言っておくと、それはいわゆる「水責めの刑」だ。
俺を欲しそうな顔をして見つめている佐恵子に言った。
「ご主人様の陰茎をお前はもう欲しいのか?」
「はい、佐恵子はもう・・もう、ご主人様に・・」
「そうか入れてやる、だがもう少し我慢しろ、いいな」
「え?・・あん、はい・・ご主人様、解りました、我慢します」
「もう少し、俺のM奴隷としてのしつけを教えてやる、
それからだ、わかるな、お前に本当の調教を教えてやる」
「はい・・」
「立て、佐恵子、手を前に出せ、縛ったら俺の方を向け、
シャワーを掛けてやる」
「あん、はい・・ご主人様」
俺は、向き合っている佐恵子の手を上に上げさせ、重ねて縛った。
頭の位置にあるシャワーの固定具に、その縄を括り付ける。
こうすると、佐恵子は手を上に上げて縛られ、
手をクロスして万歳をした格好になる。
俺の目の前には全裸の佐恵子の大きな乳房が痛々しく、
俺が振り下ろした鞭の痕が、鮮やかに浮き上がり
腫れ上がっていた。
俺はわざと、指の爪で乳房のその鞭の傷跡を指でなぞる。
「あぁぁ・・・」
と、言いその痛さに耐えながら佐恵子は身体をよじる。
「痛いか?」
「あん、は・・はい・・」
「次の調教だ、いいか、俺の奴隷なら耐えろ、俺に顔を向けて、
足を大きく横に広げて目をつぶれ、
お前にシャワーを掛けてやる、
その豚のように汚れた身体を綺麗にしてやるぞ」
「あん、はい・・お願いします、ご主人様」
もう佐恵子は、俺が何をするかは解っているだろう。
佐恵子は、俺の奴隷となり、調教を自ら望んではいたが、
まだまだ本格的な調教と言うものを知らない、ただ虐められたい、
蹂躙されたいという思いはあるのだが、その心の強さ、
耐えることの強さは、今までの調教で認めてやろう。
だが、今までの調教では、奥が深いSMの深層の入り口に
ようやく立っただけに過ぎない。
その扉を開けてやるのが、俺の佐恵子に対する役目だと、
俺は思っている。
その扉の中が果たして佐恵子にとっては天国か、
それとも地獄の責めが待っているのか、
それを知るのは俺と、佐恵子自身の心なのだ。
俺はシャワーのハンドルを持ち、蛇口をひねった、
勢いよく冷たい水が、ホースの中をクネクネと曲がりながら張り、
そのノズルから思い切り爆水が飛ぶ。