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俺のM女調教日記
【SM 官能小説】

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俺のM女調教日記(1)-1

看護師長の場合

その季節は、春が終わりを告げる頃だった。
華やかな花々が、ここぞとばかりにその美しさを競い、
そして散っていくその様は、
何故か儚い女に似ていた。その光景を俺はじっと見ていた。
吹き荒ぶ嵐の風で舞い上がる薄桃色の桜の花びらが宙に浮き、
それが空に吹き上げられ、頭上に高く上がったと思うと、
悲しそうに四方に散らばり、
その美しい花びらが土の上に落ち、泥にまみれて汚れていく様は、
まるで女のようだった。

その汚れた花びらは妖しい女の淫唇を連想させる。
その女は、俺が調教した女の中の一人だった。
女の名前は佐恵子と言った、年の頃は四十歳半ばもいっただろうか。
女としては熟れ頃なのかもしれない。

顔立ちと言えば、普通のありふれた女だった。
とりたて綺麗な女でもないし、
かといって不細工でもない、と俺は思った。
しかし他の男から見れば、男好きのする顔かもしれないが。

だが、身体だけは素晴らしかった、
それをムチムチと言えばいいのか・・。
その女は初めは見た目は目立たないが、全裸にすると際だっていた。
乳房がはち切れそうに大きく、腰の肉付きはプリプリとしていたし、
スタイルも悪くないし、その尻も色っぽい。

俺が佐恵子と出会ったのはネットだった。
あるサイトで知り合い、住んでいるところが近かったのが、
その選択肢の一つである。
初めから佐恵子の方が俺に会いたかったようだ。

勿論、佐恵子は逢うためには初めは慎重だったのだが、
それが決まると積極的だった。
ネットで半年ほどお互いを観察したが、その時俺は嘘は言わなかったし、
俺の生き様はちゃんと言ってあった。

逢えばお前を縛るし、吊し、叩き、浣腸をし、犯し、
いたぶるだろうと言ってある。
それは佐恵子も覚悟をしているようだった。
というのは佐恵子はM女だったし、
逢えばそうされるのが嬉しいといっていた。
それは佐恵子がM女だからだ、
ただ俺という人間を見極めたかったのだろう。
そのサイトがSMのサイトだと言えば納得するだろうか。

普段は看護婦長をしていて人の面倒をみているために、
キビキビとしているが、
仕事を離れると、時々無性に男に抱かれたくなり、
虐められたいと思うらしい。
故にM女には意外と看護婦が多い、それは俺の経験にもよるのだが。
その佐恵子はM女だった。
それは佐恵子が前に付き合っていた男がSだったからだ。

詳しいことは知らないが、俺にとってはそんなことはどうでも良い。
たとえ、前の飼い主が誰だろうと、
新しい俺というご主人様に従うだけでいい。
俺に心から従う従順な女ならば、俺はこだわらない・・
と言えば聞こえが良いが、
実際に今までの女達はおしなべて美しい女だったのだが。


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