「午後の人妻 童貞嫐り」-5
その亀頭は女心を疼かせる曲面をして、
それを縁取る雁首は包皮から剥き出て、
青い筋を幾筋も浮き立たせている。
それにつづく砲身はゴツゴツと節くれて、
堅い岩のようにも見えた。
ペ○スを子細に眺めていると、つい手を伸ばして各部位を指の腹でなぞってみたり、あるいは口に咥えて舌を這わせてみたい誘惑に駆られるのだった。
由子はその雄渾な肉の棒が、
自分の股間に突き入った様を想像して、
頭がクラクラとしてのぼせていくようだった。
グッと張り出た雁首で、
肉のヒダが擦りたてられ、
掻きまわされていくところを思い描くとたまらない。
その想像に股間が淫らに揺らぎ疼いて、温かく湿ったものがしどるのを感じた。
それに連れて、腰が自然に身じろいでいた。
すると、内藤夫人も同じように腰を身じろがせ、ゴクリと生唾を飲み込んでいた。
彼女も同じことを思い描いて、股間をしどらせていたのかもしれない。
「じゃあ、そろそろオナニーをはじめます。
男のオナニーはあっという間に終わってしまいますから、目を離さないようにしてくださいね」
邦彦がそう注意をしながら、後ろ手についていた身を起した。
女ふたりも居住いを正しながら、
由子はコホンと空咳を払い、
内藤夫人のほうは手にしたハンカチで小鼻を押さえた。
ふたりは少なからず緊張を感じていた。
邦彦が右の掌に勃起したペ○スを包み込んだ。
そのペ○スを握り持った手が、
上下に滑りはじめる。
シュッシュッ、シュッシュッとリズミカルに滑る手が、
充血して堅くなっている海綿体に、
さらに刺激を加えていく。
ふたりの夫人は息を詰めて見入った。
邦彦はそんなふたりを見くらべながら、握った砲身をしごきたてている。
その目元がはんなりとした色に染まり、
表情も上気していった。
さしもの彼も、
羞ずかしい行為を凝視され、
羞恥に襲われているようだ。
その口の端が、
時々引きつるように歪んだ。
「気持ち……いいの?」
内藤夫人が恐るおそる声をかけて聞いた。
「いい……最高にいいです。
この気持ちよさを少しでも長く味わいたいから、
射精しないように必死でこらえているんです」
少年はそう応えた。
その膝頭がピクピクと衝き動いたりするのは、射精をこらえているからのようである。
女のオナニーは快感のなかに身も心も解放していくが、
男の人は快感のなかで射精をこらえるのだという。
女と男ではオナニーの快感も、
正反対の味わい方をするようであった。
邦彦のペ○スをしごきたてるスピードが、しだいに速まっていた。
堅々とした勃起が、
さらに色を赤黒く沈めていき、
亀頭が一段と漲って太まったように見える。
その亀頭の頂に鈴口(れいこう)の溝が刻まれているが、
そこから透明な液体が滲み出て、
プックリとした玉をつくった。
俗に先走りの汁とか、
我慢汁とかいわれているカウパー腺液である。