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西森自己満ラジオ
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西畑自己満ラジオXU-1

畑 「娘さん、可愛らしかったですね。お人形さんみたいでしたよ」
西 「だろ」
畑 「本当に、恵さんに似て。ね。娘さんはおいくつでしたっけ?」
西 「五才」
畑 「ね、まだ五才なのに、挨拶もきちんとできて、笑顔も可愛くて、思わず連れて帰りたくなっちゃいましたよ」
西 「だよな〜」
畑 「西さんって、わりとクールなイメージでしたけど……。優しくていいお父さんですね」
西 「なんで間が開いたのかは聞かないことにして、そろそろタイトルコールに行ってみましょう」
畑 「はい」
西 「西畑!!」
畑 「自己満ラジオ!!」
西 「この番組のパーソナリティを勤めますのは私、西浩一と」
畑 「畑由紀です」
西 「しゃべくりとノリで進めて行きますよ」
畑 「はいはい」
西 「で、本日は私の自慢の愛娘が来ています」
畑 「控え室で、長峰さんが見てくれてますけど、今日はどうして娘さんを連れてこられたんですか?」
西 「いやね、恵の親戚の人が急に亡くなって、恵がちょっと九州の方に行くことになったんだけど、今日は祝日で幼稚園がおやすみだから」
畑 「娘さんを連れてくるしかなかったと」
西 「まあな」
畑 「まあ、娘さんを見れたんで、私は嬉しかったです」
西 「だよな。桜はみんなに幸せを与えてくれるよな」
畑 「そ、そうですね……、じゃあ、そろそろCMに行きましょう」
西 「え、まだまだ娘の事をリスナーのみんなにお伝えできてないのに?」
畑 「まあまあ、巻きが入ったんで早くしないと」
西 「しゃーねーな。では、いったんCMです」
畑 「この番組は素人投稿小説サイト PiPi's world と 暖かい読者の方々、メールを下さったみなさまの提供でおおくりします」


西 「これは、何?」
畑 「モヤシ炒めです」
西 「いや、それは見たら分かるんだけど。なぜに、モヤシ炒め?」
畑 「前回やった、討論会の罰ゲームで料理を作ってこいってことだったんで。あれ? 覚えてないですか?」
西 「覚えてるけど……。ちがうだろ。料理作ってこいっていってなんでモヤシ炒めを作って来たのかって聞いてんだよ」
畑 「ダメですか?」
西 「ダメってわけじゃないけど。こういうのってもっと、肉じゃがとかハンバーグとか」
畑 「あー、そうですね。でも、今はモヤシ炒めしかないんで、食べてくださいよ」
西 「わかったよ。では、いただきます」
畑 「どうぞ」
西 「……」
畑 「どうですか?」
西 「……う〜ん」
畑 「美味しくないですか?」
西 「ある意味オイシくないな〜。その、普通すぎてコメントに困る感じ」
畑 「なんですかそれは」
西 「まずいならまずい、美味いなら美味いじゃないと、これはその食べられるだから」
畑 「でも食べられない事もないんですよね」
西 「うん」
畑 「じゃあ、それでいいじゃないですか」
西 「男を落としたいならもっと練習が必要だけどな」
畑 「いいです。料理が得意な男の人を見つけますから」
西 「なかなかいないぜ、そんな奴」
畑 「ですよね。理想なんて叶うはずないですから」
西 「まあ、二十歳そこそこの女の子からは聞きたくないセリフだけどな」
畑 「まあ、なんていうか。二十歳の誕生日に彼氏もいなくて、せっかく作ってきたモヤシ炒めを普通だとか言われたら、そら悟りぐらい開きますよ」
西 「え、何? 今日が由紀ちゃんの誕生日なの?」
畑 「そうですよ。今日、二月十一日、建国記念日は私の誕生日ですよ」
西 「ということで、今日は由紀ちゃんのバースデースペシャル! ではでは、バースデーケーキの登場です!!!!」


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