想いの輝く場所(後編)-8
もうここでこんなことすることもないだろうから、と思うと許してしまう。
視界には悠だけ。
「ん…っ」
服の下から入り込んだ手が、ブラの上から頂を摘んだり、引っかいたりする度に体が熱く反応する。
もっと…、もっとして欲しいと。
口腔内を犯されているような激しいキス。いつもの飄々とした悠からは想像も出来ない野獣のような。
受け入れるのに必死で、気付けばブラが外されて服は捲り上げられていた。
外気に触れる肌は寒いはずなのに…。
…体が熱い。
悠が舌先で乳首をつつく。
硬く勃ちあがっているそれに悠が吸い付く。その瞬間下着の割れ目もひっかかれた。
「あはぁ…んっ!」
下着の上から敏感な蕾を擦られる。
乳首は甘噛みされ、クリ○リスを押し潰されただけで、目の前が真っ白になる。
「やぁっ…ダメ、もう、ああっ」
「感じやすいね、相変わらず…」
悠の声に熱がこもる。
「ああんっ!やっ、イク…っ」
ビクビクッと体が痙攣する。
「次は中で、ね」
息もまだ整っていないのに、下着の横から指を挿入する。
「んんッ、あんッ」
私のいい所を知り尽くしている悠は、真っ先にそのツボを押す。
「――やあぁっ!!だめぇそこはっ」
脚が震える。
指が感じる所に当たる度に腰が浮く。
「ああっもう、やぁっ…!」
何かが近づいて来る。
その波に流されてしまわないように、ぎゅっと悠のシャツの袖を握った。
悠もそれに気付いたのか、より一層激しく指をかき混ぜる。
舌先で花びらを吸い、クリ○リスを舐めあげる。
「んぅ!もう、あはっ…またイッちゃう!イッちゃ…!ああっ!」
敏感に勃ち上がったクリ○リスを吸われながら、指でグリッっと良いところを擦り上げられた瞬間、背筋に電流が駆け抜けたように引きつり、ガクガクと痙攣した。
痙攣が収まるまで悠がぎゅっと抱きしめてくれていた。
頭が朦朧とする。
短い時間で二回も上り詰めて。
そんなフワフワした頭でも、悠にも気持ち良くなって貰いたいと腕を伸ばして悠のモノに触れる。
それはもう制服のズボンの中で窮屈そうに張り詰めていた。
「奏…子、んっ」
悠が眉間にシワを寄せる。
今度は悠を横たわらせて制服のズボンを下げて、それを取り出す。
何度も目にはしているけど。
狂暴にすら感じるほどの逞しさ。
やんわりと握って上下させると、ピクピクと反応する。
先からはぬるりとした液が滲み出ている。それを舌で舐めとって口に含んだ。
「…んっ」
悠から色っぽい声が漏れる。
裏側の筋になっているところを舌先で小刻みに舐めあげた。