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「保健室の小さな秘密」
【教師 官能小説】

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想いの輝く場所(後編)-9

口に含み上下を繰り返していると。
「奏子、ヤバい…!」

急に起き上がった悠が私の顔を離して、ゴムを手早く付けたかと思うと、一気に私を貫く。
待ちわびていた感覚。
「あはぁ…!!」

私の膝の裏をぐいっと持ち上げて体重をかけてくる。

「ああっ!奥に…、当たってるっ!やああっ」

目の前に星が降る。なんだかそのまま意識を飛ばしてしまいそう…!

「う…すげー気持ちいいっ!」
「んっんっ!わ、私も…!」

悠のあまりの激しさに息も絶え絶えになりながら、それでも快楽に溺れていく。

「やぁん…!来るっ!ああっ…い、イクっあああ!悠…っああっ!!」

悠のモノを幾度にも渡って締め付ける。

「…ヤバい、出る…!…っああ!」

悠が私の上に覆い被さる。
背中に腕をまわして、悠の体重を体全体で受け止めた。

バクバクと鼓動が早鐘を打つ。
耳元で繰り返される悠の荒い息。

ようやく息が整って来た頃。
結合を解こうとした悠をもう一度抱きしめて。

「悠…卒業、おめでとう」
明るい茶の瞳に向かって微笑みかける。

「…ありがとう」
穏やかな顔の悠が微笑み返してくれた。 そしてそのまま額、頬、唇に口付ける。
悠が一度顔を離した時。
学校にチャイムが鳴り響くと、弾かれる様に悠が飛び起きた。
「今何時!?」

「えーと」
腕時計を顔に近づけて。
「13時…かな」
「やっべ、サッカー部の送別試合13時半からだ!んで13時集合…」
「ええー!?」

慌てて処理もそこそこに、悠は制服を脱いでジャージに着替えた。

「13時半からグラウンドだから、奏子も見にきて!」
「う、うん。片付けたら行くわ」
返事を聞くや否や保健室を飛び出して行った。

まったく嵐の様。
余韻に浸る暇もありやしない。
苦笑しながら、服をかき集めて急いで袖を通して、そそくさと片付けを始めた。
片付けを終えていつものように白衣を羽織って外に出る。

「ひゃあ、寒い!」
日差しは暖かくてもまだ冬だわ…。
コートの方が良かったかしら。

渡り廊下を歩いて校庭へ出ると、すでにサッカー部の試合は始まっていた。

寒さなんて感じさせない熱気。
考えてみたら、悠がサッカーしているところを初めて見た。
真剣な眼差し。
サッカーに関しては真面目だったし。
いや、他の事も意外に真面目だったけど…。

身長が高いから遠くからでもすぐにわかる。
グラウンドの周りには沢山の生徒が見に来ていた。8割方女子生徒。
飛び交う黄色い声援。


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