「demande」<津上翔太朗>-5
樹里は翔太朗の手をひいてソファまで行くと、彼の唇に優しいキスを落とした。
「…してくれる?」
「…お望みとあらば、満足していただけるよう全力で愛すと約束します」
「そんなに固くならないで?リラックスしたいの…」
嬉しいという言葉の代わりに、翔太朗は樹里を倒す勢いで抱きしめた。
まるで初めてかのように、振るえた手でブラウスのボタンを外し、
目の前に現れた二つの乳房に目が釘付けとなった。
大きいのにカップの小さいブラをしていたため、ちょっとずらせばすぐに突起が出てきそう…。
しかもストラップがない…。
樹里はそんな翔太朗の一挙一動が手に取るようにわかり、かわいくて仕方なかった。
「触っていいよ…?」
「!」
本当に見透かされているようだったが、翔太朗にとってそれすらも心地よかった。
軽く頷くと、樹里の胸をそっと揉んだ。
―ふにっ
やば…こんなに柔らかいなんて…
理性なんて吹っ飛びそうな感触………
―――って、まるでドーテーの感想じゃないか!
何やってるんだよ…初めてじゃあるまいし!!
指でひっかけるようにしてブラを下げ、出てきた突起を人差し指で弄った。
「んんっ…」
大きいのに感度いいんだな…もっと気持ちよくさせたい…
翔太朗はブラだけとり、ブラウスの真ん中のボタンだけを留めた。
そして樹里の後ろへ回り、ブラウスの上から胸をサワサワと弄った。
ブラウスと突起が擦れる感覚…だんだん樹里の息が上がってくるのがわかった。
「っ…。う…んっ。はぁっ…」
「樹里さん…キモチイイですか?」
「うん…いいよ…。上手…」
「裸にブラウスなんて…そそりますね。でも…直接触りたいかな」
翔太朗はもう一度ボタンを外し、自分の手には収まらない胸を持て余さないように揉んだ。
こんなに柔らかいのにちっとも垂れてない…。
「樹里さん…キレイです。柔らかくて…まるでプリンみたい…」
「ふふっ…好きにしていいからね…?」
「じゃあ…」
翔太朗は谷間に顔を埋めた。
両指は突起を弄り、谷間では舌をちろちろとまさぐらせ、早く突起を舐めたい衝動を抑えた。
だんだん固くなってきた二つのソレを、きゅっとつまんで左右に振る。
「あん…っ、翔…指気持ちいい……」
「指…好きですか?舌は?」
大きな乳房にかぷっ―――とかぶりつき、
翔太朗はやっともらえたご褒美のように必死になってしゃぶった。
焦るな…焦るな…と自分に言い聞かせながらも、口の中で転がる突起物があまりに愛おしくて、
唾液が止まることなく溢れてくるのだった。
そして、その度に揺れる彼女の体に、興奮せざるを得なかった。