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「demande」
【女性向け 官能小説】

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「demande」<津上翔太朗>-4

―――Hはナシ…?



………
……………って!何考えてるんだよ!
呼ばれたからってするとは限らないじゃないか…。

そわそわと落ち着きがなくなり、勝手に緊張し始める。
…自分からしたいと思うなんて…。
翔太朗は今までにない感情に戸惑う。まして仕事中にこんな気分になるとは…。
でも―――
僕じゃ相手にならないって思ったのかも…。
お嬢様が望まないなら、このままお茶のお相手だけでおしまいだ。
すべてはお嬢様のためにある時間なのだから。

それは頭で嫌というほどわかってはいたが、翔太朗の目は樹里を知りたがっていた。
無意識に…彼女を観察してしまう。

落ちて流れるような黒髪…知的さを感じる鼻筋…
くるんと丸く、全体を黒で占めた瞳…
小さく見えるけど笑うと際立つ唇…
滑らかな首筋…なでてみたいと思わせる鎖骨…
キレイなRを描いているくびれ…
足なんてきゅっとしまっていて、艶っぽい…
そして華奢な体つきには一見不釣合いなほどの胸…
若干ブラウスから透けて―――…



――――やばっ!

樹里に顔を覗き込まれてハッと我に返る。

「何見てたの?」

「っ!いや、別に…なんでもないんで…ごめんなさい!」
「なんでもないならどうして謝るの?」
「い、いえ…あの、樹里さんはお美しい方だと…思っていました」
「本当にー?ふふっ。だとしたら嬉しいな」
「本当です!知的美人という言葉がよくお似合いです!」
「ありがとう。…でも、知的かどうかはわかんないよ?だって…」

そこまで言うと、樹里は翔太朗に向かってこう囁いた。





―――「服、脱がして?」




………!?

今までの樹里の態度からは想像もできないセリフだった。

「お、お嬢…樹里さん!そ、それは…!」
「……朱美はよくて私はダメなの?」
「!!…い、いえ、そうではなく…」

いきなりの発言にパンチをくらった翔太朗は、自分が樹里のことを
よっぽどいやらしい目で見てたのではと、冷や汗をかいた。

「…あの、樹里さん…。僕が失礼な目で見ていたから…その…」
「ううん。翔より私のほうがよっぽど失礼な目で見てた。知的美人だなんて…不相応でしょう?」
「そんなことございません…」
翔太朗はふるふると首を横に振った。


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