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社外情事?〜気晴らしの酒と思わぬ睦事〜
【その他 官能小説】

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社外情事?6〜危機感認識の避妊知識・その1〜-3

「……ん……はぁ……」
ざらざらとした舌先が生み出すこそばゆい心地良さ。
男にとっての急所を弄られているという漠然とした怖さ。
相反しながらもどこか似た響きをもつ快楽刺激の二重奏に、彼の心は悶える。
「ぁくっ……は、ぅ……」
「ふは……じゅる……ふふ、気持ちよさそう……」
誠司の表情を見上げた玲は、傍目にも明らかに楽しそう。それを如実に示すように、惑わすような妖しい眼差しを彼に向けてくる。
「……でもそんな顔されると」
彼女の表情に、別の色が加わった。急所から手を離し、舌の平で裏筋を下から上へと一舐め。全体に軽く息をふきかけ、更ににじり寄る。
「もっと、気持ちよくさせたくなるわ」
そして、膝立ち。誠司の劣情と向き合うような形で、質感に満ちた乳房がぷるん、と揺れた。

男を虜にする誘惑そのものが、呼吸に合わせて微かに震えている。
今まで何度も顔をうずめ、ただ一人で独占してきたものが、いつものように手の届く場所にある。
マシュマロという喩えが益々陳腐に思えるような感触が、眼前でも手のひらでもなく、自分の愚息の前に突き出されている。

状況はただ、それだけ。

しかし誠司の興奮と狼狽は、それだけで更なる高みへと急上昇。
「え……れ、玲さん、まさか……」
「そういえばやった事なかったわよね、これ♪」

僅かなやりとりの後、たぎる情欲が震えるような甘美に呑み込まれた。

誠司の逸物は亀頭だけを残し、残りは全て玲の豊かな乳房の中。今まで散々行為に及びながら、実は未だにしたことがなかったという前戯――所謂パイズリの状態である。
「ふふ……誠司君の、すっごく熱いわ……」
自らを抱き締める格好で愉悦に浸る玲。
「は、くぅ……っ!なんか、手の時と全、然……!」
半開きになった口から溜め息を漏らす誠司。
互いの体の芯を、今まで味わった事のない何かがさざめきとなって駆け巡る。それは、言うなればふんだんに盛りつけられた蜜のように甘く、濃く、駆けた後には鈍い痺れを残す。
今までやった事なかったし――などと軽い気持ちで行った玲だったが、やってみたら意外といい。当然、膣内を身も蓋も無い程に乱される時に襲う快楽の奔流には敵わないだろうが、胸も立派な性感帯。膣とはまた違った感じ方ができるから、これはこれで気持ちいい。
などと思っていると、不意に胸の中がぴく、と動いた。言うまでもなく、誠司の脈動だ。
「わ……う、動いてないのに……気持ち、い……っ」
見上げると、案の定苦しそうな表情の誠司。女とのまぐわいに慣れてきたたせいで最近は滅多にお目にかかれない、余裕のない態度。
「……やっぱりその表情、そそっちゃう」
それが玲の劣情を余計に高ぶらせる。
「もっと……悶えてちょうだい?」
強請る言葉の後、乳肉に溺れる愚息に生ぬるいものが絡み付いた。亀頭を伝う微かな熱刺激に、誠司は更に身を震わせてしまう。
だがそれでは終わらない。唾液をたっぷりと、止めどなく肉棒に垂らし続ける。
その間、誠司の震えは止まらない。吐息じみた声で、なんとか言葉を紡ごうとするが、自らを愛でてくれる彼女の名前しか言葉にならない。
「は……ぁっ……玲、さんっ」
「……この位でいいかしら」
気付けば唾液は、果実と屹立の隙間を埋めつくすようにたまっていた。それを頃合いと見たのか、玲は口の中からなおも垂れそうになっていた唾液を啜り、呑み込む。
「じゃあ誠司君のこと、イカせてあげる」
怒張にぴったり貼り付けていた乳房を少し剥がし、唾液を新たな隙間に流し込む。そして、はみ出したままの亀頭に桃色の吐息を吹きつけて、体を上下に揺すった。


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