「彼女の艶母」-14
夢遊のような動作で、そこへゆっくりと顔を寄せていく。
陰毛が揺れている。
そんなに僕の息遣いは荒くなっているのか……。
ここから僕の行為が大胆になっていった。
「お、お母さん……凄く、凄く綺麗です……それに、凄く厭らしいです」
僕はお母さんの美脚をグイッと左右に開き、その間にすかさず身体を割り込ませた。
そして、自身の汗ばんでいる手をムチッとした両腿の上に乗せ、グッと頭を下げて窮屈に身を屈めた。
僕の虚ろな眼は、お母さんの秘所から一時も離れることはなかった。
「ああ……高志くん、そんなに見ないで……恥ずかしいわ」
「こ、これが女性の性器か……す、すごい……なんて、なんて厭らしい姿をしてるんだ……」
大きな唇を縦にしたような膨らみ……まばらに生えている陰毛が、それを酷く卑猥に見せている。うっすらと開いている艶かしい淫唇の内側からは、赤貝のような茶褐色のビラビラが突出しており、それがまた何とも生々しかった。
僕は、奥に見えるツヤツヤとしたピンク色の内肉に、まるで魂まで持っていかれるような思いで吸い寄せられていった。
「あっ……あうっ……」
お母さんの性器に舌を押し当て、ピチャピチャと音をたてながら夢中で舐めていく。
ときおりお母さんの腰がビクッ、ビクンッ、と跳ねるが、もちろん童貞の僕に女性器のツボなんて分かるはずもない。
ただ、ここから立ち昇ってくる淫臭がひどく脳を泥酔させ、それが僕の行為をすごく厭らしいものにしていくのだ。
粘着性のある淫液が、ペロペロと這わせている舌先にねっとりと絡みついてくる。
その淫液が持つ微かな刺激と甘酸っぱい味……それが、僕の情欲を激しく魅了した。
「ああっ……いやっ……た、高志くん、もうちょっと……もうちょっと上のほうを……」
甘えた声で申し訳なさそうに訴えてくるお母さん。
僕は陰唇のふくらみを両手でグイッと左右に広げ、サーモンピンクの内肉をぞんぶんに剥き出してから舌を押し付けた。
内肉に押し付けた舌先を、お母さんが求める箇所へツツッと滑らせていく。
違う、もっと上……あっ、もうちょっと下……そこ、そこっ……何度も微調整させられながら、ようやく僕の舌がお母さんの願うところを捉えたようだ。
「あっ、ああっ……いい……いいわ、高志くん……」
僕は、ワレメの上のほうで陰毛に隠れていた小さな豆みたいなものを、舌先でコリコリと懸命に嬲った。
この秘豆を舌先で転がすたびに、お母さんがアアッと悲痛の声を漏らしていく。
もしかして、これがクリトリスというやつなのかも知れない……。僕は確信し、そこを丁寧にしつこく愛撫してやった。
「んくっ……んあっ……す、吸って、吸ってちょうだい、高志くん」
お母さんが、僕の頭に両手を置きながらグイッと腰を突き上げてきた。
これはもしかして、絶頂に達しようとしているのではないだろうか!?
そう思うと、僕の下手な愛撫にもいっそう力が入った。