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双子月
【学園物 官能小説】

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双子月〜美月〜-5

「そんな・・・できません。」

美月は俯き、か細い声を震わせた。

「それなら俺は学校側に今日見たこと、俺の知っていることを全て話すまで、だ。」

そこまで言うと、東条はさっさと机に向き直り、さっきの書類をながめ始めた。
美月は黙ったまましばらく東条の様子を伺ってみても、取引はこれで終わり。とでもいうように、それ以上は何も言わず、美月のことなどまるで無視している。

「・・・あの、先生?」

そんな様子に痺れを切らして、美月がおずおずと声をかける。

「用事は終ったが?」

東条は視線もあわせず、冷たく言う。
このままでは葉月は停学、いや、退学処分になるかもしれない。

どうすれば・・・

まだ処女の美月には、一人だけの夜の秘め事を、自分で自分を慰める痴態を誰かに見られるなんて考えもしなかったことだ。

美月は、そんな究極の選択のような場面で、だんだん自己犠牲的な考えが沸き起こる。

(今、私が恥ずかしいのを我慢さえすれば・・・)

「・・・先生、私・・・します。」

全身を真っ赤にして、蚊の鳴くような声で決意を告げる。
すると東条はやっと美月のほうを見た。

「分かった。」

すると、自分の白衣を美月のほうに放る。美月は慌ててキャッチすると首をかしげた。

「それを敷いて、そこでしなさい。足をこっちにむけて、俺にしっかり見せるんだ。」

東条はイスごと体を美月に向け、足を組みなおし。膝のうえで手を組む。長い手足のその姿は美しい。

「・・・はい。」

ためらいの後、美月は唇を噛んで白衣の上にぺたりと腰をおろした。

顔を背けながらも、ゆっくりとした動きで自分のスカートをたくし上げる。
チラリと真っ白なショーツが現われた。

「膝を立てて、足をしっかり広げなさい。」
美月は観念したように柔順になってきていた。
後ろ手をついて、膝を立て、股をひらく。東条の目の前に、白い太股もショーツもすっかりさらけ出す格好だ。

「美月、もう濡れてるじゃないか。考えただけでもう濡れたのか?」

ショーツにはすでに小さな染みができていた。美月の秘部はすでにしっとりと熱くなってきていたのだ。
美月は東条にその事を告げられると、足を閉じて隠してしまいたくなって、身をよじるような素振りをする。


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